ハヤカワ・ミステリワールド
七人の探偵のための事件

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  • サイズ B6判/ページ数 367p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152092342
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

小さな田舎町・名鳴で住人の不審死が続発した。頼りにならない警察に業を煮やした町民は探偵招聘を決意。選ばれた探偵は、七名。第1の事件は森江、第2の事件はナイジェルソープ等と、各々事件を分担・推理するが、各人が解いた真相を繋ぐと何故か不可能犯罪が成立するという奇妙な事態に…。ドンデン返しの連打に貴方は何度驚くか?他シリーズで活躍する個性派名探偵が一堂に会した豪華絢爛探偵祭り。

著者等紹介

芦辺拓[アシベタク]
1958年大阪市生まれ。同志社大学法学部法律学科卒。読売新聞大阪本社在職中の1986年、短篇「異類五種」が第2回幻想文学新人賞に佳作入選。1990年には『殺人喜劇の13人』で第1回鮎川哲也賞を受賞した。博学多識の本格ミステリ作家として、ファンに広く支持されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

55
森江春策の事件簿その19。他作品の探偵を含む7人の探偵役が挑む謎。少女探偵は帝都を駆ける・黄金夢幻城殺人事件を読んでない自分には他作の探偵への魅力が感じられなかったのが残念。読む順番を間違った?。2014/09/06

雪紫

54
町で起こる有力者達の怪死。警察に任せておけない青年団は探偵を派遣した・・・その数、有給消化の警部補や森江も含めて7人! 自作探偵達のクロスオーバー、開幕!!森江以外の探偵は「グラン・ギニョール城」しか知らないのに、7人の探偵出番多い。その上噛ませいないから(!)、犯人もそれ以外も、めっちゃ霞んでしまう(いや、どんだけ読者が知らない事件例えに出してんだよ!)。 こいつらはバルト城や黄昏の館に巻き込まれても普通に団結するわ。「アリス・ミラー城」もかも。とにかく、他の探偵の活躍した本を読んでから再読しようか。2021/03/07

キキハル

29
探偵大集合の一冊でした。おそらくは作者の本で今までに活躍してきた探偵たちだと思うんですが、全部読んではいないので知らない人もいたりして。それぞれの過去のエピソードが分かっていれば、もっと楽しめたかもと残念。ユーモア溢れる文章でそれ自体は読みやすいのですが、急な場面転換が多くちょっと気が削がれました。そして探偵の人数に合わせた事件と謎が用意されていて、もうややこしいったら! よくこんなことを思いつくなと感心しながらも、後半は惰性で読んでしまったような・・・。芦辺作品に堪能な方なら、充分に楽しめると思います。2011/11/19

にゃるび

13
あまり辛辣な意見は言わない方だけど、とにかく読みにくい!7人も探偵がいるのにイマイチ違いや魅力が分かりにくいのに加えて、起こった事件のドタバタ具合がとっ散らかってしまった印象。森江春策も七星スバルも好きだっただけになんだかな〜真相読んでも、犯人が唐突過ぎるせいで「ふーん」としか思わなかった。途中で投げるのも嫌だったから最後まで読んだけど、早く終わりたいなって思った読書は久々だった。2015/03/07

オシャン

10
正直分かりにくかったです。事件解決のために探偵を呼ぶ。しかも7人も。最初は面白そうに思ったのですが、登場人物の何れにも「あの」という感情が湧かず、つまりは、どの人も知らんがなという状態でございました。ミステリーは好きなんですけど、本作はチョット辛かったです。2015/10/04

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