出版社内容情報
ナボコフの蝶研究にまつわる誤解、フロイトの未発表生物学論文、羽毛恐竜か二足歩行する鳥かについてなど、名手の最後の連作エッセイ
〈下〉はこちら
内容説明
生きものは進化によってつながっている―人文学への深い造詣を織り交ぜ、進化生物学の真髄を語り続けたグールドの最後の科学エッセイ集。
目次
第1部 連続の中断(ぼくは上陸している)
第2部 学問間のつながり―間違った分割への科学的な傾斜(想像力なき科学も、事実なき芸術もありえない;ジム・ボウイの書簡とビル・バックナーの股間;すばらしきものすべての真の体現者;『アンデスの山奥』での芸術と科学の出会い)
第3部 ダーウィン以前と副産物(マルクスの葬儀に出席したダーウィン主義者の紳士;クルミの殻の中の先史人;フロイトの進化論的空想)
第4部 思想の古生物学におけるエッセイ(ユダヤ人とユダヤ石;化石が若かった頃)
著者等紹介
グールド,スティーヴン・ジェイ[グールド,スティーヴンジェイ][Gould,Stephen Jay]
1941年米国ニューヨーク市生まれ。ハーヴァード大学教授として、長年にわたって古生物学、進化生物学の研究に従事する一方、『ダーウィン以来』『パンダの親指』らの一連のエッセイ集など、ポピュラーサイエンス書を数多く著わし、多くのファンを獲得する。ことにカンブリア紀の奇妙な化石動物をめぐる傑作『ワンダフル・ライフ』(以上早川書房刊)は世界中でベストセラーになった。2002年死去
渡辺政隆[ワタナベマサタカ]
1955年生まれ。サイエンスライター。JSTエキスパート、日本大学芸術学部ほかの客員教授などを兼務。専門は進化生物学、科学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
garth
maqiso
魔魔男爵
ケニオミ
メルセ・ひすい