内容説明
本書では、不況下でくすぶっていたイノベーションが実用化されるにつれ、インフラが整備されて新しいライフスタイルが生まれ、それにともなう人の移動が都市を生成・改変して繁栄を築いていくしくみを豊富な事例から解き明かし、都市にとって何がうまくいき何がうまくいかないのかを見極める。また、開放性と自由を求める「クリエイティブ・クラス」をひきつける必要性を説きつつ、同時に、ブルーカラーや就労人口の大半を占めるサービス業の仕事を魅力的でよりクリエイティブなものにする必要性をも力説する。世界が注目する都市経済学者による刺激的な社会・経済再生論。
目次
1 過去は現在へのプロローグ(グレート・リセット;私たちの危機はいつか来た道;都市化という形のイノベーション;テクノロジーが最も進歩した10年;郊外移転による解決法;定着する空間的回避;問題の解決へ)
2 経済地図の塗り換え(資本の都;次はだれか?;火付け役;国立ブームタウン;大工業都市の死と生;オーロラ;サンベルトの斜陽)
3 新たなライフスタイル(リセット経済;よりよい働き口;ニュー・ノーマル;大いなる再定着;大きく、素早く、グリーンに;あなたのスピード;弾丸より速い列車;レンタル・ドリーム;リセット・ポイント)
著者等紹介
フロリダ,リチャード[フロリダ,リチャード][Florida,Richard]
トロント大学ロットマン・スクール・オブ・マネジメント教授。同スクールのマーティン・プロスペリティ研究所所長。以前はカーネギー・メロン大学、ハーヴァード大学、MITなどでも教鞭を執った。2002年、地域の経済格差をいわゆる「クリエイティブ・クラス」の分布で説明した『クリエイティブ資本論』(The Rise of the Creative Class)がベストセラーになり、世界の注目を集める都市経済学者となった
仙名紀[センナオサム]
翻訳家。1936年東京生まれ。上智大学新聞学科卒。朝日新聞社で主として雑誌編集に携わったのち翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
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