内容説明
ニューヨーク・タイムズのトップ記者が鋭く切り込むリーマン・ショックのセンセーショナルな裏側。2009年800‐CEO‐READビジネス書大賞受賞、「フィナンシャル・タイムズ」「エコノミスト」両紙の2009年ベスト・ビジネスブック。
目次
リーマン株急落
ポールソン財務長官の怒り
NY連銀総裁ガイトナーの不安
バーナンキFRB議長の苦闘
リーマン収益報告への疑念
襲いかかる空売り
揺れるメリルリンチ
瀕死の巨人AIG
ゴールドマン・サックスの未来
ファニーメイとフレディマック株急落
リーマンCEOの焦り
倒れゆく巨大金融機関
誰がリーマンを救うのか?
著者等紹介
ソーキン,アンドリュー・ロス[ソーキン,アンドリューロス][Sorkin,Andrew Ross]
ニューヨーク・タイムズのトップ記者。金融、企業合併専門。ヒューレット・パッカードのCompaq買収や、IBMによるPC製造部門のLenovoへの売却など、次々とスクープを連発。これまでに100を超える一面記事の執筆に関わってきた。2009年10月に発表された『リーマン・ショック・コンフィデンシャル』は、6カ月の長期にわたりニューヨーク・タイムズのベストセラーリストを賑わせ、リーマン・ショック関連本の決定版として大きな話題となった
加賀山卓朗[カガヤマタクロウ]
翻訳家。東京大学法学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スプリント
16
定期的に読み返したくなる。 絶望と希望、そして絶望の繰り返し。 2022/12/18
ヤギ郎
14
経済史に記録される、最大規模の金融システムの崩壊を追ったドキュメンタリー。著者は数多くの記録や証言を再構成して、巨大投資銀行リーマン・ブラザーズの破綻までを描く。ワシントンやウォール街の大物が次々と登場し、マネーによって膨れ上がった脅威に対抗しようとする。巨大な富を築き上げた人たちは、目の前にあるモノの価値に目を向けず、幻想と化したものを追いかける。そしてより多くのものを求める。当時リーマン・ショックの全体像を掴んでいた人は何人いただろうかと思う。歴史の記録。2020/07/30
月世界旅行したい
10
いまさら読む。後半のいかにして対応するかというのが見もの。2016/05/03
jj
7
リーマンブラザース崩壊一歩手前までが上巻。バーナンキFRB議長、ポールソン財務長官、ガイトナーNY連銀総裁やウォール街の金融エリートたちのリーマンショックに至る、各人の発言、考え、当時の対策・対応、裏事情・裏工作を含めた複雑な内容が、膨大な取材・手記を通して著された書は資料的価値が十分あり、とても興味深く楽しませてもらいました。2016/07/24
nori
5
This book seems non fiction. Therefore, there is no excitement of reading story. In fact there are too many people but no heroes. It is so pity for no insider suspcion mentioned. It may be the limitation of writing for big happenings just 6 years ago. 2014/07/16
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