ハヤカワ・ポピュラー・サイエンス
カオスとアクシデントを操る数学―難解なテーマがサラリとわかるガイドブック

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  • サイズ B6判
  • 商品コード 9784152091383
  • Cコード C0041

出版社内容情報

出会い頭の偶然や、無秩序そのものの「カオス」から成る世界は意外と筋道立っているのに、なぜそれが見えないのか。あなたがされている目隠しを、数学が外します! 段違いの解像度で贈る名解説

内容説明

あの手この手で学生に数学を教え込む達人二人が書き上げたイラスト満載で画期的にわかりやすい数学ガイドブック。無限集合、トポロジー…現代数学の入門にも最適。

目次

第1部 “不確実さ”とは何か?―偶然の一致、カオス、混乱(抑えられない偶然の一致―可能性と運命の女神、そして最愛の女性;カオスが支配する―未来はなぜ予測できないのか ほか)
第2部 数を抱きしめて―秘匿装置としての数、巨大な数、自然に潜む数(隠される秘密、明かされる秘密―暗号のしくみを解読する;数を大きくしていけば―どのくらいの数?どのくらいの大きさ?どのくらい速く? ほか)
第3部 美学を探る―セクシーな長方形、炎のようなフラクタル、ねじれる空間(精密な美しさから正真正銘のカオスへ―数学のレンズ越しに見る美学;折り紙下手のための折り紙―紙を折ることからコンピューターへ、そして炎のフラクタルへ ほか)
第4部 現実を超えたところ―第四の次元と無限(隣りの宇宙―第四の次元のマジック;思い込みの殻を破る―無限への旅 ほか)

著者等紹介

バーガー,エドワード・B.[バーガー,エドワードB.][Burger,Edward B.]
ウイリアムズ・カレッジ数学・統計学教授。活字のみならず、映像をも駆使したユーモラスな数学解説には定評があり、テレビ・ラジオなどのマスコミ媒体にも頻繁に登場する、数学啓蒙の第一人者。数々の数学教育に関する賞をアメリカ数学協会(MAA)より授与されている

スターバード,マイケル[スターバード,マイケル][Starbird,Michael]
テキサス大学数学教授。卓越した数学教授法に対し数々の賞を受賞

熊谷玲美[クマガイレミ]
翻訳家・ライター。1975年生。東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻修士課程修了

松井信彦[マツイノブヒコ]
翻訳家。1962年生。慶應義塾大学大学院理工学研究科電気工学専攻前期博士課程(修士課程)修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

62
専門性は高くないが、数学の世界を楽しみつつ、数学の深さを感じさせてくれる本。  無限にも大小があるなんて話は、これまで何度となく読んできたのだが、そのたび、へえーと感心させられる。  2010/07/06

時田桜

4
うーん!!数学やってない人にもおすすめできる、良書。全然難しくないのに、学問的な数学の問題に実は深く結びついているであろう事柄を、楽しく説明してくれている。ユーモアのセンスもあり。日常が楽しくなる数学一般書2021/02/06

minoguchi

4
(ホントに「わかる」かどうかはともかく)数学的なモノの見方や考え方への入口に楽しく案内してくれる良書。表題ほどカオスや統計にテーマを限定しているわけではない分、かえってつまみ食い的にイロイロとアタマの運動をさせてもらえました。「十分な枚数のカードさえあれば、理論上はテーブルの端から好きなだけ離れたところまでカードを積める」!2011/08/25

potograph

4
コラムを読む感覚で、そしてパズルを少しずつ組む感覚で、ワクワクしながら数学が読み解く美を味わえる。偶然の一致の話や芸術、宇宙に関することまで、テーマはとにかく幅広い。個人的にはトポロジーの話が面白かった。ただ、喉がカラカラになりたくなかったら、これだけは守ったほうがいいというルールが一つある。それは、『ありえない!』と言わないこと。もしそれを言おうものなら、5ページ毎に言うことになるから。2010/09/16

Keisuke

3
数の難解な分野に夢と好奇心を山盛りにした内容。 内容はとっても読み易い。2012/11/24

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