内容説明
患者の死を数時間前に察知し、亡くなるまで寄り添う猫オスカー。彼の不思議な才能を探りながら、認知症患者たちやその家族の人生までを医師が温かく描く。
著者等紹介
ドーサ,デイヴィッド[ドーサ,デイヴィッド][Dosa,David]
ロードアイランド州プロヴィデンスにあるロードアイランド病院の老年医療専門医で、ブラウン大学准教授
栗木さつき[クリキサツキ]
翻訳家。慶應義塾大学経済学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
miww
99
アメリカ ロードアイランド州にあるステアー・ハウス(認知症患者の介護施設)で暮らすオスカーは入居者が旅立つ時、必ずそばに寄り添い見守るという。オスカーの話というより認知症患者とその家族のエピソードがメイン。患者と家族が認知症を受け止める苦しみを語る中、誰もがオスカーが自分たちを癒してくれていたのだと感謝の言葉を口にする。動物はそばにいてくれるだけであたたかく安らぎを与えてくれる。自分の事すらわからなくなった人、その家族ならなおさらそれが沁み入るのではないか。科学的に説明出来ない事って絶対あると思う。2017/03/21
小梅
98
アメリカにある病院に併設されたナーシングホームの医師が書いた本。日本でいうところの有料老人ホーム。老人ホームで犬や猫や鳥などを飼う事が日本の施設でも可能なのかはわからないが、オスカーという猫は死期が近い入居者の側に寄り添う。医師が過去に亡くなった入居者の家族に話しを聞いていく。アルツハイマーの親を看取る身内の辛さが伝わってくる。あとがきに死期が近いとケトン体の甘い匂いがするのかも?とあったが、オスカーだけでなく犬や猫は微かな匂いの変化に気づいているのかもしれない。2017/04/25
えちぜんや よーた
95
終末期医療の介護施設には認知症だけでなく、他に重篤な病も抱えておられる場合が多い。だけど(アメリカの)保険制度ではすべての入所者に対して、満足なケアはできない。家族、医療スタッフ、事務職員が一体となって看取りを行うが、すべてはカバーできない。日本のホスピスケアについて書かれた本でも同様なことは書かれている。違うのは動物たちの「ケア」が患者にどのような影響を与えるか?そこが見どころ。オスカー君の扱われ方に注目してみよう。2017/04/05
yamaneko*
84
息を引き取るときに、必ず寄り添いに来てくれる一匹の猫がいるとしたら?アメリカの認知症患者のホスピスで暮らす猫のオスカー。彼が頻繁に部屋に出入りするようになれば、それは死期が近いということ。患者を看取った親族たちは皆、オスカーがその場に居てくれたことで、救われた心境を語る。話すことはなくても動物が持つ力を感じる一冊。2014/10/19
ちゃんみー
48
猫が死期を知らせる?不思議な話だが本当のようだ。科学的には動物がある種の匂いに反応するらしいのだが、神秘的な感じだ。ホスピスケアもできる老人ホームでのオスカーという猫がベッドサイドに来て寝るとその人はじきに亡くなってしまうなんて不吉な感じもするが、患者に付き添っていた家族らはオスカーに感謝しているという。読んでもらえればわかるかも。2015/10/17
-
- 洋書電子書籍
-
政治コミュニケーションの心理学
…
-
- 和書
- 雲を紡ぐ 文春文庫




