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Hayakawa novels
審判

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  • サイズ B6判/ページ数 398p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152089861
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

弁護士のジェフリイ・メイスンは、法律事務所に勤務しつつ、休日はレースに出場するアマチュア騎手。ある日、トップ・ジョッキーのバーロウが干草用のピッチフォークで串刺しにされるというショッキングな殺人事件が起き、ライバル騎手のミッチェルが逮捕された。あくまでも濡れ衣を主張するミッチェルだったが、被害者と犬猿の仲であったことは周知の事実で、凶器が本人のものであったこと、被害者の携帯電話に彼の名前で脅迫メールが送られていたことなど不利な状況証拠も揃っていた。騎手仲間であるメイスンは弁護を依頼されるが、その直後から「弁護を引き受けてわざと負けろ」という奇妙な脅迫の電話やメールが届き始める。恐怖と職業倫理の間で揺れ動くメイスン。時同じくして、彼は事務所の前で待ち伏せしていた男にバットで手ひどく殴りつけられる。暴漢はかつての依頼人トレントという男で、有罪になったことを逆恨みしての凶行だった。トレントの報復とバーロウの殺人事件には何らかの関連が?真実を白日の下に晒すため、そして自身の誇りを取り戻すため、満身創痍のメイスンは法廷に立つ。競馬シリーズの興奮にリーガル・サスペンスの醍醐味を盛り込んだ巨匠フランシスの意欲作。

著者等紹介

フランシス,ディック[フランシス,ディック][Francis,Dick]
1920年、英国のウェールズ生まれ。障害競馬の騎手として第一線で活躍し、57年に引退。同年サンデー・エクスプレス紙に競馬記事を書き始めるとともに、自伝『女王陛下の騎手』を発表し、作家としてデビューした。62年に小説の第一作『本命』を刊行、以後ほぼ一年に一作のペースで競馬を題材にした上質の作品を送り出してきた。アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞、英国推理作家協会(CWA)賞を何度も受賞している。執筆のよき協力者であった妻メアリが2000年に死去してから筆を絶っていたが、息子フェリックスの協力を得、06年の『再起』で復活を果たした

北野寿美枝[キタノスミエ]
神戸市外国語大学英米学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ごへいもち

7
後半は確かにペリーメイスンみたいだったがガードナーのほうが弁護士も犯人もシンプルだなぁ。やはり時代。ラストは意外。これはフェリックス氏の好みなのか?私はこれまでみたいにあくまでも理想主義的で人間を信じるストイックな主人公の生き方のほうが好きかも。でもこれを読んでいる間にフランシスさんが亡くなったのは本当にショックでした合掌2010/02/17

ymg

6
脅されて敗訴濃厚な騎馬仲間の弁護を引き受けたが最後はこんな方法で・・・。面白かったよ。2010/09/23

Charlie

5
ギリギリまで引っ張っての驚きの謎解き。Felixが加わって以来、恋愛やドラマティックな展開という要素がパワーアップされて、今時感が増している。2014/11/09

朱音

5
競馬、法廷、そしてサイコ味を加えて魅力的なストーリーになっていると思う。主人公のラストについては今までのフランシスにはない感じだとは思うがこれはこれで正解なのではないか。父子共著はなかなかうまくいっていると思う。2009/02/25

Syouichi Nishiyama

4
さすがのディックフランシス!休日1日を堪能!全作長編なのに、毎回一気読み。未読作品がまだあるはず。2022/11/19

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