予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」

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  • サイズ B6判/ページ数 345p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152089793
  • NDC分類 331
  • Cコード C0033

内容説明

行動経済学研究の第一人者がわたしたちを動かすものの正体をおもしろく解説する全米ベストセラー行動経済学入門。

目次

相対性の真相―なぜあらゆるものはそうであってはならないものまで相対的なのか
需要と供給の誤謬―なぜ真珠の値段はそしてあらゆるものの値段は定まっていないのか
ゼロコストのコスト―なぜ何も払わないのに払いすぎになるのか
社会規範のコスト―なぜ楽しみでやっていたことが、報酬をもらったとたん楽しくなくなるのか
性的興奮の影響―なぜ情熱はわたしたちが思っている以上に熱いのか
先延ばしの問題と自制心―なぜ自分のしたいことを自分にさせることができないのか
高価な所有意識―なぜ自分の持っているものを過大評価するのか
扉をあけておく―なぜ選択の自由のせいで本来の目的からそれてしまうのか
予測の効果―なぜ心は予測したとおりのものを手に入れるのか
価格の力―なぜ一セントのアスピリンにできないことが五〇セントのアスピリンならできるのか〔ほか〕

著者等紹介

アリエリー,ダン[アリエリー,ダン][Ariely,Dan]
行動経済学研究の第一人者。デューク大学教授、MITのメディアラボの客員教授。テルアビブ大学で心理学を学んだ後、ノースカロライナ大学チャペルヒル校で認知心理学の修士号と博士号、デューク大学で経営学の博士号を取得。その後、MITのスローン経営大学院とメディアラボの教授を兼務した。この間、カリフォルニア大学バークレー校、プリンストン高等研究所などにも籍を置いている。人間がどのように決断をするのか、特になぜ不合理な決断をおこなうのかについて、メジャーな論文誌だけでなく、ニューヨーク・タイムズ、ウォールストリート・ジャーナル、ワシントン・ポストなどでも研究が紹介されている。その研究のユニークさは、2008年度にイグ・ノーベル賞を受賞したことでも証明されている

熊谷淳子[クマガイジュンコ]
翻訳家。大阪教育大学卒、コロラド大学修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kazuya

33
『不合理だからうまくいく』を先に読んでしまったらわけですがコレもホント面白いな!単に興味深いってだけでなく、仕事にも応用できそうだし。(勿論誰かを不幸にするような悪用はしませんが...) 今の気持ちを何かに例えるのなら、そう、新しい玩具を手に入れた子供のようだ。アンカリング効果。プライミング。社会規範/市場規範。保有効果。予測の効果など。少なからず悪戯心もあるんだけど...試してみたいな。【25満点】2014/11/17

d2bookdd

30
本書の中盤から、人の行動に関する、各種 実験、内容と結果が、グイグイ引き込まれました。人の不合理な行動を理解し、自分自身の事も知り、注意深く行動したい。2021/04/25

KAZOO

29
経済関連のエッセイという分野に入るのでしょうか?行動経済学という分野でアメリカなどで結構発達してきた分野ですが、この本を読んでいて日本でも徐々にここに書いてあるようなことが起きつつあるのではないかと思いました。心理学的な要因が大きく左右していく分野だと感じていて、最近の経済学では説明できないこともこの本を読んでいくとある程度納得できることもあります。2014/05/15

inami

28
◉読書 ★3.5 人の不合理さを研究するのが行動経済学という分野、本書は様々なユニークな実験をとおして、人がどのように不合理な行動をとるのかを説いているのだが、それが「予想することが可能だ」というのだ。「相対性の真相」では、選択肢が三つあると、たいていの人が真ん中を選ぶことや「おとり効果」について、他に「高価な所有意識:自分の持っているものの過大評価」「価格の力:薬は高価な方が効く」「私たちの品性:現金を扱うときの方が正直」等・・日常的にやっていることばかりだ。人間の本性を知ったからには克服しなくては 笑2019/11/30

kochi

21
「ふつうの経済学はわたしたちが合理的と考える。しかし、わたしたちの下す決断ははるかに不合理だ」選択においていかに人間が不合理かつ規則的な行動を取るかの実験による結果をいくつも列挙し、その予測可能な不合理さに基づく新しい経済学を示唆。実験、実験、実験!実験による立証には頭が下がる。予めある概念を考えさせられるだけで、あとの行動が影響されると言う「プライミング」には驚き。本書の範囲は心理学であり、行動経済学となると、別書に当たる必要がある。2012/08/16

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