内容説明
公園のブランコから女性の死体がぶらさがっているとの報を受け、ダイヤモンド警視は現場に急行した。自殺かと思われたが、まもなく女性が絞殺されたうえで吊るされたことが判明する。元夫、現在の恋人、レストランのヘッド・ウェイター、ビジネスマン、次々と容疑者が浮上するが、ダイヤモンド自身は捜査に集中できない状況に陥っていた。彼のもとに不可解な恋文や贈物が執拗に届いていたのだ。ダイヤモンドは今も亡き妻を愛しているというのに、誰がこんないたずらを?そんななか、失踪していた元夫が首吊り状況で死体となって発見される。それは類例を見ない首吊り処刑の連鎖だった…。男と女の愛と業を謎に絡め、英国ミステリ界の巨匠ラヴゼイが放つ意欲作。
著者等紹介
ラヴゼイ,ピーター[ラヴゼイ,ピーター][Lovesey,Peter]
1936年、英国ミドルセックス州ウィットン生まれ。武骨で昔気質の刑事、ダイヤモンド警視を主人公にした“ダイヤモンド警視”シリーズの評価は高く、第1作『最後の刑事』がアンソニー賞最優秀長篇賞、第3作『バースへの帰還』と第4作『猟犬クラブ』がCWA(英国推理作家協会)賞シルヴァー・ダガー賞を受賞している。単発作品も高い評価を得ており、『偽のデュー警部』でCWA賞ゴールド・ダガー賞を、『マダム・タッソーがお待ちかね』で同シルヴァー・ダガー賞を受賞している。また、これまでの功績から巨匠賞にあたるCWA賞ダイヤモンド・ダガー賞を受賞した
山本やよい[ヤマモトヤヨイ]
同志社大学文学部英文科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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