Hayakawa novels
処刑人の秘めごと

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  • サイズ B6判/ページ数 357p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152089274
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

公園のブランコから女性の死体がぶらさがっているとの報を受け、ダイヤモンド警視は現場に急行した。自殺かと思われたが、まもなく女性が絞殺されたうえで吊るされたことが判明する。元夫、現在の恋人、レストランのヘッド・ウェイター、ビジネスマン、次々と容疑者が浮上するが、ダイヤモンド自身は捜査に集中できない状況に陥っていた。彼のもとに不可解な恋文や贈物が執拗に届いていたのだ。ダイヤモンドは今も亡き妻を愛しているというのに、誰がこんないたずらを?そんななか、失踪していた元夫が首吊り状況で死体となって発見される。それは類例を見ない首吊り処刑の連鎖だった…。男と女の愛と業を謎に絡め、英国ミステリ界の巨匠ラヴゼイが放つ意欲作。

著者等紹介

ラヴゼイ,ピーター[ラヴゼイ,ピーター][Lovesey,Peter]
1936年、英国ミドルセックス州ウィットン生まれ。武骨で昔気質の刑事、ダイヤモンド警視を主人公にした“ダイヤモンド警視”シリーズの評価は高く、第1作『最後の刑事』がアンソニー賞最優秀長篇賞、第3作『バースへの帰還』と第4作『猟犬クラブ』がCWA(英国推理作家協会)賞シルヴァー・ダガー賞を受賞している。単発作品も高い評価を得ており、『偽のデュー警部』でCWA賞ゴールド・ダガー賞を、『マダム・タッソーがお待ちかね』で同シルヴァー・ダガー賞を受賞している。また、これまでの功績から巨匠賞にあたるCWA賞ダイヤモンド・ダガー賞を受賞した

山本やよい[ヤマモトヤヨイ]
同志社大学文学部英文科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bapaksejahtera

9
シリーズ第9作。邦訳は最後。しかし英語サイトを見るあと11本が翻訳未了である。始めは連続自殺と思われたカップルの死亡事案。次第に類似の事件が生じていることが明らかになってバース署は多忙となる。別の強奪事件が起きたこともあり、例によって主人公は何人もの容疑者を締め上げるのだが、犯人は思わぬ所から。多少出来すぎのストーリーもダイヤモンド警視なら許そうと読み進めていく。終わってみたら、そういうこともありえるかも、と思ってしまう。考えてみれば著者は今年で86歳。何とか次の翻訳に進まぬものかと儚い夢をみるのである。2021/04/11

たち

9
大変読みごたえがありました。色々な可能性を一つずつ検証し、事件の真相に迫っていく、ダイヤモンド警視達の活躍が妙にリアルで面白かったです。このシリーズは初めて読んだのですが、大好きになりました。2016/03/04

7kichi

5
この作品は、ラストで泣かされる。ミステリーとしても、もちろん楽しい。2011/01/09

tai65

4
星5つ2023/02/12

Kitinotomodati

3
シリーズ9作目だった。でも作品にスッと馴染めた。さすがはラヴゼイだと思う。翻訳もとても良い。捜査チームの活躍(警察ものはチームを楽しむものだ)とダイヤモンドのロマンス、一粒で二度おいしい。2019/10/18

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