Hayakawa novels
赤と黒の肖像

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  • サイズ B6判/ページ数 415p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152088741
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

心の中からイメージが呼びかける。何かが彼の脳を刺激する。衝き動かされるように、描き続ける。一枚の絵が仕上がった。もう一枚、そしてもう一枚…。二つの殺人事件は、一見何のつながりもなさそうだった。だが、そんなことはあり得ない。いずれの死体にも、ピンでスケッチ画がとめられていたのだ。被害者の死体を克明に描き写した不気味な絵が。事件を担当するニューヨーク市警のテリ・ルッソ刑事は困惑していた。絵は事件の前に描かれている。犯人はあらかじめ絵を描いて、その通りに殺人を犯すというのか?一計を案じた彼女は、以前に依頼したことのある似顔絵アーティストのネイト・ロドリゲスを呼び寄せる。画家の目で見れば、新たな発見があるかもしれない。依頼に応じたネイトはたちどころに犯人の特徴に気づき、その心理を看破する。だがそれは、恐るべき迷宮の入り口に過ぎなかった…。画家でもある著者が、多数の自作スケッチを駆使して展開する、ヴィジュアル・サスペンスの極致。

著者等紹介

サントロファー,ジョナサン[サントロファー,ジョナサン][Santlofer,Jonathan]
ニューヨーク市生まれ。ボストン大学で美術を学んだ。画家として、全米のみならず東京を含む世界各地で個展やグループ展を100回以上開催し、その作品は多くの美術館に収蔵されている。また美術評論も手がけ、「タイムズ」などに寄稿していた。シカゴの画廊火災で打撃を受けた後、ローマに渡ってルネッサンスやバロック絵画を研究していたが、その際に小説の執筆を開始する。2002年の『デス・アーティスト』で作家デビューをはたし、2007年発表の『赤と黒の肖像』が長篇第4作にあたる

三浦玲子[ミウラレイコ]
共立女子短期大学卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

すけきよ

0
著者によるイラストが多数収められていて、イメージは掴みやすいんだけど、別にあってもなくてもたいしてかわらなくない? 『まやかしの風景画』みたいな必要性は感じられないんだよなぁ。内容は普通のミステリ……平均よりちょっと落ちるか?2008/04/10

こたつ

0
絵を見るのが面白かったです。ストーリーも概ね読みやすかったですが、似顔絵アーティストの話というより、霊能力の方が強烈でした。2024/02/29

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