宇宙をプログラムする宇宙―いかにして「計算する宇宙」は複雑な世界を創ったか?

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  • サイズ B6判/ページ数 280p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152088727
  • NDC分類 007.1
  • Cコード C0042

内容説明

宇宙は何のために存在するのか?それは、計算をするためである。何を計算しているのか?それは、宇宙自体、すなわち自分自身である。超微小な粒子を扱う量子技術の向上につれて発展してきた量子情報理論によれば、宇宙とは巨大な量子コンピュータであり、自らを計算によって作り出しているという。そして、宇宙が多様な物体に満ちあふれた、複雑な様相を呈しているのも、宇宙のこの「計算する」能力のためらしい。猫が生きていてかつ死んでいる、荒唐無稽なことが理屈のうえで起きるのが、素粒子から成る量子の微小世界である。その量子を用いた、従来のコンピュータとは桁違いの能力をもつ量子コンピュータに関する第一人者セス・ロイドが綴る、大胆かつ刺激的な科学解説。

目次

第1部 全体像(序論;計算;計算する宇宙)
第2部 より詳しく(情報と物理系;量子力学;働く原子;宇宙というコンピュータ;単純な複雑性)

著者等紹介

ロイド,セス[ロイド,セス][Lloyd,Seth]
マサチューセッツ工科大学(MIT)機械工学教授。専門は量子情報、量子計算。量子コンピューティングなどのテーマについて、『ニューヨーク・タイムズ』をはじめとする一般メディアから、『ネイチャー』『サイエンス』といった科学専門誌まで、幅広く寄稿する。『プログラムする宇宙』が初めての一般向け科学解説

水谷淳[ミズタニジュン]
翻訳家。東京大学理学部卒業。同大学院修了。博士(理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

4
MIT電子工学研究所首席研究者で量子情報理論が専門の著者は、宇宙の計算能力を借りて並列処理する量子コンピュータは宇宙と区別のつかないシミュレーションを行なえるという(完全に物理法則を理解できれば)。それゆえ本書は、量子コンピュータのシミュレートする宇宙を宇宙として扱う。古典コンピュータと比較しながら、宇宙に存在するエネルギーや宇宙が実行した演算を量で表し宇宙がどのように複雑化したかを情報量、計算回数と物理学法則を対照(論理深度と熱力学深度)する後半が面白い。進化も分散情報処理の複雑性において捉え直される。2018/10/27

k3

2
4/52009/11/19

takao

1
宇宙の秘密は情報として保持されている。2017/05/08

ヘンリー八世が馬上試合で死んだことは内緒

1
宇宙とはエネルギー高密度を1、低密度を0とした量子計算。ユニバー猿コンピューター。2011/11/06

ニッポニテスは中州へ泳ぐ

0
☆=4/5 専門的なテーマをハイペースで語っていく本なので息切れ気味に読了。 量子計算を軸にすれば様々な物理現象が統一的に説明でき、宇宙の「計算機としてのスペック」を算出できる(ハードオフで査定したら幾らになるんだろ)。 最初期の宇宙は量子ゆらぎによって生じたエネルギーの濃淡(密度の濃い/薄い=1/0)が重ね合わせの状態にあり、この重ね合わせは量子ビット内に記録されている。そして量子ビット同士が相互作用して情報が共有されていくごとに、重ね合わされた二つの歴史(濃/薄)が干渉性を失っていく。→2020/11/05

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