駅神

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 251p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152088567
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

雨の日、気まぐれに駅のホームに現われて易を立てるという謎の老人。ふとした偶然からその存在が知られることになり、彼の助言をもとめて駅を訪れる人々。易とは何なのか?その結果によって悩める人々は救われるのか?東京の下町を舞台に、人々の想いが絡みあい綾をなす異色の人情ミステリ。

著者等紹介

図子慧[ズシケイ]
1960年愛媛県生まれ。1986年、『クルトフォルケンの神話』で、集英社コバルトノベル大賞に入賞。ミステリ、SF、ホラー、サスペンス、ファンタジーなど、ジャンルを問わず多彩な執筆活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

バニラ風味

14
味のある表紙に興味を持って。とある沿線に現れる、占い師のおじいさん・ヨンバンセンは、とても良くあたると大評判。でも、なかなか現れるものでもなく、口数少なく、紙に占いの結果を渡される。その八卦の結果の意味がわからなくて、たまたま出会った女性の易学の学校に行き、読み解きをしてもらった章平。章平はその後も、自分と同じようにヨンバンセンの占いの結果がわからなくて悩む女性たちを易学の学校へと導く。易学の学校に集う人たちが面白い。最後に卦(か)の見方、判断方法が載っている。2019/09/22

zanta

10
259/9/29/2015 易に興味がない私には少し難しかったかな。四人で検討する場面は好きだと思う。予想とは全く違う話だった。2015/09/29

えっこ

6
★★★…設定は面白い。ただ、謎解きとして見ると、イマイチ足りないかなぁ。相手を思いやっているようで、案外自分勝手な主人公。次刊を読んでもいいかなぁ、と思うから、面白い方に入るかも。2010/02/05

こっぺ

5
読友さんのところで見かけてずっと気になっていた一冊。「えきがみ」だと思っていました。読みはじめは占い師のおじいちゃんが大活躍する話かと思ったのだけれど、全然違う方向に。易の解釈とか、面白そうですね。主人公や、占い学校の人々も、もちろん謎のヨンバンセンも、いい個性でした。続きも読みたいです。【図】2010/07/28

あるちゃ

4
駅と易、かけてるのかな? 易は全く分からないのでそのあたりのやり取りは頓珍漢だったけど、読み解いていく様は面白かったです。 占いっていうと、今じゃテレビや雑誌の『運勢とかラッキーアイテム』とかが主流になっちゃってるけど、もともとは悩めるものが気づいていないものへと導いてくれるものだったんだなあ、と思いました。 同じ卦が出ても、相談者の状況によって意味合いがかわるってのはなかなか興味深く、占う側の経験や物の見方の多様性が求められるんだなあ、と思いました。 今は別に相談したいことってないけど、ヨンバンセン、ど2015/11/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/506425
  • ご注意事項