Hayakawa novels
「北」の迷宮

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  • サイズ B6判/ページ数 296p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152088123
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

不可解ではあったが、なんの変哲もない任務だった。早朝、高速道路を望む丘に陣取り、通り過ぎる車の写真を撮れというのだ。ここ北朝鮮では、車自体が少ないし、そんな時間に通行する車などいないだろうに…だが、ライトも点けず、猛スピードで走り抜けようとする黒のメルセデスが現れた。シャッターを切ったが、カメラは作動しない。電池が切れているのか、故障か。まあ、いつものことだ。署に戻った呉捜査官を待っていたのは、上司の朴だけではなかった。情報部の姜と軍部の金が、睨み合うようにして待ち構えていたのだ。いったい何事なのか?やがて、姜が密かに接触してきた。上司の朴は、慌てて呉を国境の町へと追いやる。それは迷宮の旅の始まりに過ぎなかった…。もと情報部員が匿名で放つ、知られざる国、知られざる社会で展開する、悪夢のようなサスペンス。

著者等紹介

チャーチ,ジェイムズ[チャーチ,ジェイムズ][Church,James]
かつて西側の情報部員としてアジア地域で数十年の活動歴をもつ人物の匿名。朝鮮半島にも数度にわたって潜入した

小林浩子[コバヤシヒロコ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Maiku

1
読みづらい文章。情報機関の世界観とはこういうものか。ジェームズチャーチはinspector Xがいいとの評判を聞く。2012/06/03

yooou

0
☆☆★★★2008/02/16

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