デザイン思考の道具箱―イノベーションを生む会社のつくり方

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152087997
  • NDC分類 675.3
  • Cコード C0034

内容説明

日本の「デザイン思考」研究の第一人者であり、その成果をもとにみずからもコンサルタントとして一流企業の商品開発に携わる奥出教授が、企業の創造性を高めてイノベーティブな商品を生み出すための秘策を明かす話題の書。

目次

第1部 デザイン思考で経営する時代(知識から創造性へ―経営戦略が変わる;デザイン思考の試み―IDEO、Dスクール、そしてiPod)
第2部 デザイン思考の道具箱―創造のプロセスとプラクティス(創造のプロセス―デザイン思考の道具箱;経験の拡大―創造のプラクティス1;プロトタイプ思考―創造のプラクティス2;コラボレーション―創造のプラクティス3;イノベーションを評価する―創造のプロセスの下流)

著者等紹介

奥出直人[オクデナオヒト]
慶應義塾大学環境情報学部教授。株式会社オプティマ代表取締役。1954年兵庫県生まれ。1978年慶應義塾大学文学部社会学科卒業。1986年ジョージ・ワシントン大学アメリカ研究科博士課程修了。1987年慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程、単位取得後退学。ジョージ・ワシントン大学助手、埼玉大学講師、筑波大学講師、日本女子大学講師を経て、1990年以降慶應義塾大学にて教鞭を執っている。文化人類学、現象学、メディア環境論などの幅広い研究業績を基盤に、現在はインタラクション・デザインやデザイン思考など、21世紀のモノづくりの根幹となるフレームワークを研究・開発。その成果から2000年、株式会社オプティマを設立し、多くの一流企業の商品開発に参加している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitsu

2
ものつくりの仕方に関して、従来の方法ではないやり方を書かれたもので、なかなか面白いが実践するとなると大変だと感じました。2016/05/08

シバワン

2
★★★★★イノベーションとつく感じの本を読んでいると同じようなことが書かれていたが、組織やユーザー視点のアプローチなどをより丁寧に書いてあり読み応えはある。「ユーザーニーズ+差別化+ドラマ+サバイバル=戦略」⇒『差別化とはいくらユーザーのためを考えてもそのデザインに新鮮さとか独自性といった魅力がないとユーザーは喜ばない。しかし差別化だけでもユーザーがその商品を手にすることは無い。どのように使うかをユーザーが明らかにしておかなくてはいけない。ドラマとはその作業を指す』大納得!2009/07/15

Yasomi Mori

1
創造性というと個人の才能の問題とされがちだが、方法論あるいはマネジメントの問題として捉えるのが著者の主張する「デザイン思考」である。手を動かしながら考えるプロトタイプ思考、経験を拡大することで「哲学」「ビジョン」から「コンセプト」へとジャンプするためのフィールドワーク…といった手法を紹介しつつ、これらを実行するための場所作り、カルチャーの共有といった環境面の重要性を説く。また、日本では「イノベーション」(J.A.シュンペーター)を技術革新といわば“誤訳”したところに現在の停滞の端緒があるとも述べている。2014/04/16

ぼにい

1
IDEOのデザイン思考に触発された本。ノウハウ本とまではいえないが、フィールドワークについての記述はちょっぴり詳しい。観察による経験の拡大・プロトタイプ思考・チームによるコラボレーションの3つを経験をデザインするための道具として紹介している。顧客をしっかり観察して、思いついたら簡単なモデルやサンプルをとにかく試作して、それを肴にチームでああだこうだと対話することでさらに内容を高めていく。みたいなカンジか。20年前の自分の仕事のやり方だあ。結局、時間と経費を掛けて大事なものを失ってしまっただけかも。2010/08/31

p-nix

1
生産プロセス全体にデザイン思考を。そしてイノベーションを。2008/06/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/517695
  • ご注意事項

最近チェックした商品