日本列島は沈没するか?

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  • サイズ A5判/ページ数 199p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784152087430
  • NDC分類 450.4
  • Cコード C0044

内容説明

リメイク映画化で話題の小松左京『日本沈没』は、単なるフィクションか、それともありうるべき未来なのか?気鋭のSF作家らが惑星地球のダイナミズムを多角的に分析、最新の知見をもとに日本沈没の可能性を徹底検証する。さらに、地球シミュレータなどの最先端技術までをレポートしたSFファン、科学ファン必携の書。

目次

第1部 フィクションとしての沈没・洪水物語(『日本沈没』と島孤沈没のメカニズム;沈没と洪水の伝説 ほか)
第2部 小説に使える(かもしれない)地球科学(四六億年の半生を振り返る;半径六四〇〇キロの腹を探る)
第3部 検証、日本沈没―フィクションはどこまで正しいか?(実際に沈没した島や大陸はあるか?;洪水伝説は本当か? ほか)
第4部 そして日本人はどこへ(地球専門の内科医院にて;地球の解剖を目指して:モホール計画からIODPまで ほか)

著者等紹介

西村一[ニシムラハジメ]
1955年、大阪府生まれ。科学技術庁(現、文部科学省)、船舶技術研究所(現、海上技術安全研究所)、宇宙開発事業団(現、JAXA)などを経て、現在は海洋研究開発機構(JAMSTEC)に勤務するかたわら、ベスト地球・海洋SFファン投票、オレっちのノーチラス号コンテスト、水中ロボコン推進委員会などを主催

藤崎慎吾[フジサキシンゴ]
1962年、東京都生まれ。米メリーランド大学海洋・河口部環境科学専攻修士課程修了。科学雑誌の編集者・記者などを経て、1999年にSF長篇『クリスタルサイレンス』(ハヤカワ文庫JA)で作家デビュー

松浦晋也[マツウラシンヤ]
1962年、東京都生まれ。出版社勤務を経て、現在はノンフィクション・ライター。宇宙作家クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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翔亀

19
驚異の地球/生命科学・民俗学SF「ハイドゥナン」の作者・藤崎慎吾が、海洋開発研究機構(JAMSTEC)の西村一らと組んだ地球科学啓蒙書。研究書ではないが、上田早夕里「華竜の宮」でお馴染みのプルームテクトニクスなど最新の地球科学がカラー図解などによりわかりやすく解説されている。小松左京「日本沈没」の最新理論による検証(ごく最近の研究成果により沈没は科学的にあり得るという結論)や、「日本沈没」のお陰で前代深海潜水艇「しんかい2000」が誕生したとか、その船体デザインは映画の影響だとかの裏話が楽しい。■88 2014/05/05

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