内容説明
リメイク映画化で話題の小松左京『日本沈没』は、単なるフィクションか、それともありうるべき未来なのか?気鋭のSF作家らが惑星地球のダイナミズムを多角的に分析、最新の知見をもとに日本沈没の可能性を徹底検証する。さらに、地球シミュレータなどの最先端技術までをレポートしたSFファン、科学ファン必携の書。
目次
第1部 フィクションとしての沈没・洪水物語(『日本沈没』と島孤沈没のメカニズム;沈没と洪水の伝説 ほか)
第2部 小説に使える(かもしれない)地球科学(四六億年の半生を振り返る;半径六四〇〇キロの腹を探る)
第3部 検証、日本沈没―フィクションはどこまで正しいか?(実際に沈没した島や大陸はあるか?;洪水伝説は本当か? ほか)
第4部 そして日本人はどこへ(地球専門の内科医院にて;地球の解剖を目指して:モホール計画からIODPまで ほか)
著者等紹介
西村一[ニシムラハジメ]
1955年、大阪府生まれ。科学技術庁(現、文部科学省)、船舶技術研究所(現、海上技術安全研究所)、宇宙開発事業団(現、JAXA)などを経て、現在は海洋研究開発機構(JAMSTEC)に勤務するかたわら、ベスト地球・海洋SFファン投票、オレっちのノーチラス号コンテスト、水中ロボコン推進委員会などを主催
藤崎慎吾[フジサキシンゴ]
1962年、東京都生まれ。米メリーランド大学海洋・河口部環境科学専攻修士課程修了。科学雑誌の編集者・記者などを経て、1999年にSF長篇『クリスタルサイレンス』(ハヤカワ文庫JA)で作家デビュー
松浦晋也[マツウラシンヤ]
1962年、東京都生まれ。出版社勤務を経て、現在はノンフィクション・ライター。宇宙作家クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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翔亀