どちらでもいい

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  • サイズ B6判/ページ数 174p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152087331
  • NDC分類 953

内容説明

夫が死に至るまでの、信じられないような顛末を語る妻の姿が滑稽な「斧」。廃駅にて、もはや来ることのない列車を待ち続ける老人の物語「北部行きの列車」。まだ見ぬ家族から、初めて手紙をもらった孤児の落胆を描く「郵便受け」。見知らぬ女と会う約束をした男が待ち合わせ場所で経験する悲劇「間違い電話」。さらには、まるで著者自身の無関心を表わすかのような表題作「どちらでもいい」など、アゴタ・クリストフが長年にわたって書きためた全25篇を収録。祖国を離れ、“敵語”で物語を紡ぐ著者の喪失と絶望が色濃く刻まれた異色の短篇集。

著者紹介

クリストフ,アゴタ[クリストフ,アゴタ][Kristof,Agota]
1935年ハンガリー生まれ。1956年のハンガリー動乱の折りに西側に亡命して以来、スイスのヌーシャテル市在住。1986年にパリのスイユ社から世に送り出したフランス語の処女小説『悪童日記』によって一躍脚光を浴び、その後、続篇の『ふたりの証拠』(88)、『第三の嘘』(91)を発表して三部作を完成させ、力量ある第一級の作家としての地位を確立した。これらの作品は世界30カ国以上で翻訳され、数多くの熱心な読者を獲得した

堀茂樹[ホリシゲキ]
1952年生、翻訳家、慶應義塾大学総合政策学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)