内容説明
ケイト・コナーは、カリフォルニア州サン・ディアブロに住む、二人の子持ちのごくごく平凡な専業主婦。夫は地方公選弁護人になるべく選挙活動中の弁護士で、それを助ける妻業と子育てのママ業をめいっぱいこなしながらも、「フツーの幸せ」を満喫していた。だが、彼女には秘められた過去があった。孤児としてバチカン法王庁で育てられ、小さい時から悪魔退治の技法を教えこまれたデーモン・ハンターだったのだ。いまは引退し、平和な街で何年も暮らしてきた彼女だったが、ある日を境に状況は一変する。悪魔に憑かれた老人に、突如襲われたのだ。しかも、よりによって夫の選挙運動をかねて開いた新任の判事を招いたディナーパーティの直前に。かろうじて退治し、死体はキッチンのパントリーにほうりこみ、家族の目から必死で隠す。それだけでもショックなのに、ディナーの主賓ラーソン判事から漂ってきたのは、悪魔特有の悪臭だった!どうやら悪魔たちの目当てはなんらかの聖遺物で、それがこのサン・ディアブロにあるらしいのだが…。
著者等紹介
ケナー,ジュリー[ケナー,ジュリー][Kenner,Julie]
カリフォルニア生まれの女性弁護士。弁護士業のかたわら2000年にハーレクイン・テンプテーションから出版したロマンス小説Nobody Does It Betterでデビュー。以来、ウィットとユーモアあふれるロマンス小説やロマンスミステリを次々に発表し、またたくまに人気作家の仲間入りをする。2004年からはフルタイム・ライターに。現在は、テキサス州ジョージタウンで、弁護士の夫、娘、そして猫に囲まれて暮らしている
和爾桃子[ワニモモコ]
慶應義塾大学文学部中退、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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