ファルージャ 栄光なき死闘―アメリカ軍兵士たちの20カ月

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  • サイズ B6判/ページ数 542p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152087010
  • NDC分類 302.281
  • Cコード C0031

内容説明

イラク最凶の激戦地では本当は何が起こっていたのか?政府と軍上層部の思惑が交錯する間も、現場の兵士たちは神出鬼没の武装勢力と凄絶な市街ゲリラ戦を繰り広げていた。迫力の筆致で勇気ある兵士たちの姿を刻みつけるノンフィクション。

目次

第1部 反乱(「サッカー場の土まで盗むとは」;指揮の乱れ ほか)
第2部 包囲(「アメリカ人にこんなことをするなんて」;反乱 ほか)
第3部 逆転(爆弾工場;「よけいなことはしないように」 ほか)
第4部 攻撃(番犬;ジョランのメリーゴーランド ほか)

著者等紹介

ウェスト,ビング[ウェスト,ビング][West,Bing]
ノンフィクション・ライター。ジョージタウン大学とプリンストン大学を卒業後、海兵隊に入隊し歩兵としてベトナム戦争を経験する。その後、レーガン政権下で国際安全保障問題の国防次官補を務める。それぞれベトナム戦争とイラク戦争での海兵隊の活動を描いたThe Village、The March Upなどの著書は、海兵隊ヘリテージ賞や優れた軍史に贈られるコルビー賞を受賞するなど高い評価を得、「海兵隊の司令官が読むべき書籍」にも指定されている。また、息子のオーウェンも海兵隊を経て(現在は予備兵)、軍事冒険小説の作家として活躍中である。ロード・アイランド州ニューポート在住

竹熊誠[タケクママコト]
翻訳家。青山学院大学英米文学科や米アプサラ大学で学び、1970年にカナダ・トロント大学を卒業(経済学専攻)。帰国後、共同通信社を経て、日本経済新聞社に入社。ウィーン・ワルシャワ特派員、日経国際ニュースセンター・ニューヨーク支局長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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スー

21
84市街戦の混沌と恐ろしさ現場を無視して政治家や官僚に翻弄される兵士の苦しみがよく伝わってきました。米国のイラクの政策をめぐりブレマー特使と軍が対立しそれぞれが複数のイラク人と交渉し混乱し、前線では民間人を巻き込まないようにしなければならないのに戦闘員と民間人の区別が難しく攻めきれずに損害が増え、選挙や世論の変化で兵士達は振り回され敵は戦力回復の時間を得る、この戦争は何のために行われたのか?他の選択肢はなかったのか?といろいろと疑問を感じました。支那事変の日本と同じ失敗をしていた。2020/06/22

takao

1
ふむ2023/11/15

風見草

1
市街地における治安掃討戦の過酷さは、UAVや暗視装置などハイテク装備のアメリカ兵でさえ、日中戦争など古い時代と何も違わない。住民と「敵(兵)」の区別がつかない。イラクでは銃を保有する住民が民兵に便乗して発砲さえする。イラク人の警察や軍人もまるで信用ならない。"敵でない"ことは"味方"ということを意味しない。アメリカ兵の戦いを称えたいと戦記作家である著者は言うが、その意図意識とは裏腹に治安掃討戦の際限のなさには無情感が漂ってくる。2015/07/27

くろだ(仮)

0
『戦う修道士』と呼ばれるマティス米国国防長官について知りたくなったので斜め読みで抜粋 「敵はイラク人全員がお前たちを憎むようにしむけるだろう」 「そうさせてはならない。強い自制心、揺るぎない誠実さ、たゆまぬ警戒、そして罪なき人々に対するあくなき騎士道精神をもって、この与えられた任務を遂行するのだ。より良い味方はいない、忘れるな」 もし狙い撃ちされても一斉狙撃で応じてははらない。マティス少将は正確な狙撃を重視した−一発一殺だ(P114~P115)2017/03/02

吉田よしこ

0
内容★★★★☆ 翻訳★★☆☆☆2017/08/13

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