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異色作家短篇集
一角獣・多角獣

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  • サイズ B6判/ページ数 301p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152086815
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

著者等紹介

スタージョン,シオドア[スタージョン,シオドア][Sturgeon,Theodore]
1918‐1985。ニューヨーク、スタテン島生まれ。さまざまな職を経て、1938年に短篇「高額保険」で作家デビュー。1952年に『人間以上』で国際幻想文学賞を受賞。1970年の短篇「時間のかかる彫刻」でヒューゴー賞、ネビュラ賞を受賞。短篇の名手として知られている

小笠原豊樹[オガサワラトヨキ]
1932‐。北海道生まれ。詩人、ロシア文学研究家、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紅はこべ

102
久しぶりの再読。美しいSFを書く人だと再認識。シジジイがよくわからないんだけど。「一角獣の泉」「ビアンカの手」「めぐりあい」美しく哀しい愛の物語。この作家は恩田陸さんによって知った。恩田さんに感謝。2017/01/04

藤月はな(灯れ松明の火)

40
早川書房の異色作家短篇集は本当にいい仕事をしていると思います^^「一角獣の泉」は処女でありながらも男を惑わし、一角獣を飼えると驕っていた令嬢ではなく、一角獣が思いやりのある少女を美しい泉を失っても選んでよかったとほっとしました。「熊人形」は人間の死を楽しむように夢で教える熊人形=怪物と話に「怖い本」、「マイマイとナイナイ」を思い出し、怖かったT-T「ふわふわちゃん」は猫好きにとって少し、怖い作品かも。「孤独の円盤」は切なく、「死ね、名演奏家、死ね」はミステリとしても相応しく、彼の末路は自業自得でしかない。2012/10/08

バ度ホワイト

23
スタージョンにハマった!面白い!!乱歩的変態性。SFとは違うファンタジーでもあり、そうでもない変てこ怪奇小説短編集。大好きになった!全作品良かった!以前読んでピンとこなかった「不思議のひと触れ」をもう一度読みたいし、そこに収録されてた「孤独の円盤」が本作にも。寂しさと希望が心に響く。ワクワクもんの「熊人形」で釘づけ。ゾクッとする作品ばかりだけど、爽やかな余韻のを残す作品も。「ふわふわちゃん」「反対側のセックス」「死ね、名演奏家、死ね」など興味を引く題名も素晴らしい。シジジイって何だ?!2018/05/22

miroku

20
いささかグロテスクではあるが美しいという、スタージョンらしい描写が十二分に楽しめた。大人向けの幻想的な作品集。2012/05/13

田氏

18
おお、二段組みで300ページあるのに一気読みしてしまった。SFの90%はゴミだが云々とかいう法則くらいしか知らなかったスタージョン、単行本では初読だけどこの巧妙で洒脱な語り口は好きになりそう。それにしても以前アンソロジーで読んだ作品は荒唐無稽なドタバタ劇で、解説にも「バカSFの雄であるスタージョン」とか書かれていた気がするのだけれど、その記憶が正しいか否かは置いておいて、本作はどの作品も概ねシリアス。「ふわふわちゃん」が題からして軽くトんでるくらいか。題といえば「死ね、名演奏家、死ね」タイトルの圧が凄い。2018/06/27

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