内容説明
未曽有の大災害に直面し、それを乗り越えた人々の貴重な証言から、関東大震災の全容を克明に記した世界初のドキュメンタリー。
目次
二百十日
大震災の予知
正午二分前
最悪の時
竜巻
流言蜚語
至急救援を乞う
再起する人々
結び
感謝のことば
著者等紹介
ブッシュ,ノエル・F.[ブッシュ,ノエルF.][Busch,Noel Fairchild]
ニューヨーク生まれ。プリンストン大学卒業後、1927年から10年間にわたりタイム誌の編集を務めたのち、創刊されたばかりのライフ誌に移り、編集者、記者、執筆者として中心的役割を果たした。同誌を退社した52年から54年まで日本に滞在し、アジア財団の一員としてアジア太平洋地域の発展に貢献した
向後英一[コウゴエイイチ]
1908年生まれ。東京大学法学部卒、海外文学翻訳家。73年没
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感想・レビュー
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いとう
0
メモ/全部読んでいない2012/03/09
イカ男
0
佐野眞一氏の解説が良い。翻訳に改善の余地あり、例えば日本語訳ではメートル法の表記が望ましい。2010/10/27
tecchan
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関東大震災が起こってからあと2年余で100年となる。2011年の東日本人大震災よりも多くの損害を出したこの災害も忘れられつつあるが、びっくりしたのは、この関東大震災を対象としたルポルタージュがほとんどないということ。 1967年に出版された本書は多くの文献や人々に取材し、当時の状況を詳細に記録しており貴重な作品である。是非、読み継がられ、今後起こるかもしれない災害の参考にする必要がある。 2021/03/21