内容説明
ヴィクトリア朝ロンドン。主人、鷲見新平の旅行中、留守を預かる藤十郎は金欠で下宿を追い出され途方に暮れていた。トラファルガー広場でため息をつくこと十三回。ところが、そのため息が原因で、赤眼鏡の公爵に連れられて、報酬と引き換えに“十二人の道化クラブ”で起きた怪事件の調査を引き受ける事に。クラブの奇妙な風習や魔女伝説に隠された真実とは?古き良き探偵小説の香り息づく本格ミステリ。
著者等紹介
真瀬もと[マナセモト]
1999年、本来敵役のモリアーティ教授を探偵役に据えたホームズ物のパスティーシュ『シャーロキアン・クロニクル エキセントリック・ゲーム』で、新書館「小説ウイングス」大賞を受賞してデビュー。その後も新書館、角川書店のヤング・アダルト部門で、次々に作品を発表。切なさに満ちた幻想味のある歴史ミステリが十代から二十代の女性を中心に好評を博す。現在「小説ウイングス」「小説ディアプラス」で連載中
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ブックマスター
15
分厚くて、読み終えるのに3ヶ月以上かかった。話の舞台がヴィクトリア朝ロンドンな所と、内容に道化やクラブ、魔女などが登場するのが完全に私好みでした。唯一の呪われし魔女の書が人間の血とか骨とかで作られてるなど、そういう残酷な描写もあってワクワク(笑)魔女狩りの歴史は事実なので辛い。真瀬さんの作品は、登場人物が個性的で読んでいて楽しい。欲を言えばクラブの会員たちの活躍をもっと見たかった。あと何故か誤字が多かった…。こんなに誤字が多い本は初めて読んだ(笑)2018/05/31
Gin&Tonic
2
舞台は19世紀ロンドン。主人の留守を預かる最中に下宿を追い出されてしまった遊佐藤十郎は、好奇心と胃袋事情から、上流階級の紳士淑女が集う怪しげな「十二人の道化クラブ」での探偵役を引き受けることに。道化師、毒薬、魔女伝説、公爵家代々の呪い、不可解な事件。もう少しコンパクトにまとめても良かったような気もするが、それぞれの人物が見せる、死んでしまった愛する者に対する想いには感動。2014/02/10
桑染
2
1894年ロンドン。主人の留守中に、金欠でやむ無く下宿を失ってしまった藤十郎。トラファルガー広場で溜め息を吐くこと13回。そのことがキッカケで、赤眼鏡の公爵に連れられ、報酬と引き換えに『12人の道化クラブ』で起きた事件を調べることに。時代設定がヴィクトリア朝だったり、道化師やら魔女伝説やらオカルト的要素が満載。藤十郎が色んな人に振り回されてて、その姿は正に道化。あんまり探偵の役目を果たして無かったかも。最期、公爵の前向きな決意と藤十郎の思いには感動した。本当に、運命が彼らを裏切らないでほしい。2013/06/15
萌黄
2
19世紀末ロンドン(切り裂きジャックの少し後)、魔女、道化、貴族のクラブと設定は好きなものばかりなんだけど・・2段組でこのページ数というボリュームの割に物足りない。盛り込みすぎてどれもが中途半端になってしまった気がするし、凝った設定の割に殺人事件自体はあっさりしてる。読み終わって印象に残ってるのは、公爵のブラコンぶりだもの。最後の方で伏線の回収を頑張った跡はうかがえる。2012/10/11
さな子
1
ヴィクトリア朝ロンドン、貴族、魔女、道化と大好物な世界観と複雑に絡み合う過去の死者たち。面白かった。2017/02/05




