子どもの脳はこんなにたいへん!―キレる10代を理解するために

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  • サイズ B6判/ページ数 267p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152085412
  • NDC分類 371.45
  • Cコード C0037

内容説明

ささいなことにムカついて荒れる。夜ふかしばかりで寝坊は毎日のこと。飲酒、喫煙、万引き、ことによると暴力事件まで…現代っ子たちが引き起こす、そんな問題の原因はどこにある?本書は、育ち盛りの頭のなかで起こっている「大改造」の真相を、脳科学の最前線から明らかにしたものである。大人のそれとは、似ても似つかない子どもの脳。その脳が暴走の原因をつくっているのだとしたら―子どもたち、研究者、親へのインタビューをまじえ、やわらかな語り口で科学の成果をわかりやすく解説。読めば納得の、脳から見た“子ども論”。

目次

いかれるのも予定のうち―ティーンエイジの脳を探る新しい科学
あふれでる情熱―生きた脳をのぞいてみると
はずみがついたら一直線―前頭葉の作りなおし
脳はちっとも落ちつかない―経験が脳の構造を変える
つながりをつくる―成熟に向けた成長と刈りこみ
ボクらはみんないかれてる―サルに学ぶ思春期
バカをやらなきゃ気がすまない―危険を求める思春期の脳
ジョークのわかる脳―裏と表が見えてくる
流されて…―脳に渦まくホルモンの奔流
恋するニューロン―脳はいかにして愛を知るか
眠すぎる脳―目覚まし時計なんかくそくらえ
道を踏みはずして、転げおちる―酒とタバコと薬物の危険
糸の切れた凧―統合失調症と脳の不思議
成熟のとき―こうして脳はおとなになる

著者等紹介

ストローチ,バーバラ[ストローチ,バーバラ][Strauch,Barbara]
『ニューヨーク・タイムズ』の科学・健康担当エディター。ふたりのティーンエイジャーを育てる母親でもある。『ニューズデイ』で、ピュリッツァー賞を受賞した記事を指揮したキャリアを持つ

藤井留美[フジイルミ]
翻訳家。上智大学外国語学部卒
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とりもり

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昔は、脳細胞は子供の頃にピークとなり、大人になると減っていく一方だと教わったが、どうやらそれは間違いらしい。実際は、思春期に一度脳細胞がどっと増え、色々と必要な接続を形作った上で、不必要となった脳細胞が消滅する。その結果として脳細胞は多少減るらしい。この思春期の脳の作り替えが、思春期特有の不安定さを生み出したいるというのが、本書の主張だ。思春期の子供の理解不能な行動も、生理的な裏付けがあればいつかは落ち着く時が来る。親御さんの不安感解消に資する一冊だと思う。★★★★☆2013/07/15

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