Hayakawa novels
最期の声

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  • サイズ B6判/ページ数 323p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152085405
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

頭部を撃ち抜かれ息絶えた、愛する妻ステファニーの無惨な姿。それが現場に急行したバース署殺人捜査班ピーター・ダイヤモンド警視が直面したものだった。一体なぜ、彼女が殺されなければならないのか?長年連れ添ってきた妻を襲った、あまりに突然の悲劇に絶句し、立ちすくむダイヤモンド。同僚たちはただ遠巻きに見守ることしかできなかった。やがて葬儀も終わり、犯人逮捕に全力を尽くす決意をしたダイヤモンドだったが、被害者の夫が正式な捜査に参加を許されるはずもなく、たった一人で調査を開始する。だがそんな時、ダイヤモンドは、警察の捜査を統括するマガーヴィ主任警部に呼び出され、取調室へと連行される。彼に妻殺しの嫌疑がかけられているのだ。アリバイを追及されたダイヤモンドは激昂し、席を立つ。だが、殺害に使われた可能性のあるスミス&ウェッスンが自宅の庭から発見され、彼の立場は急速に悪化していく…。報復のための罠か?陰謀なのか?哀しみに震えるピーター・ダイヤモンド警視は一人の男として、最悪の事件に立ち向かう。衝撃のシリーズ第7弾。

著者等紹介

ラヴゼイ,ピーター[ラヴゼイ,ピーター][Lovesey,Peter]
1936年ミドルセックス州ウイットンに生まれる。英空軍の教官、専門学校の講師を勤めた後、カレッジの学部長に就任する。70年に『死の競歩』で作家デビュー。78年の『マダム・タッソーがお待ちかね』で英国推理作家協会賞シルヴァー・ダガー、82年には『偽のデュー警部』で同ゴールド・ダガーを受賞した。91年の『最後の刑事』からはじまったダイヤモンド警視シリーズも好評を博し、95年の『バースへの帰還』、96年の『猟犬クラブ』でシルヴァー・ダガーを二年連続で獲得した。また、2000年にはミステリ界に対する長年の功績に対し、ダイヤモンド・ダガーが授与されている

山本やよい[ヤマモトヤヨイ]
同志社大学文学部英文科卒、英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Ayah Book

6
大人の渋さ漂うミステリでぐっとくる。最愛の妻が殺されてしまい、一人で捜査するダイヤモンド警視。その哀しみ。妻への想い。原題が「Diamond Dust 」っていうのもすごく洒落てるし切ない。2017/12/25

tai65

3
星5つ2022/02/10

硯浦由咲

2
 このシリーズは「猟犬クラブ」に続いて二冊目。あらすじを読んでこれはもっと先に読むべきだとは思ったんだけど、我慢できなくて読んじゃいました。「猟犬クラブ」でも奥さんステフの魅力にすぐに大好きになっちゃったし、猫を飼おうというエピソード(名前、何にしよう?)も素敵だった。ピーターの暖かな私生活がいい感じだったのに、この作品ではそれが非情なる殺人者の手により永遠に奪われてしまう。これ、順番にシリーズを熱心に読んでたら、もっとショックだったんだろうなぁ。次は一作目から順に読んでいくことにしよう。2016/10/24

左近

0
バース警察のオヤジ刑事(デカ)、ピーター・ダイヤモンド警視シリーズ。今作では何と、警視の妻が殺害され、しかも警視自身が容疑者となってしまう。孤独な捜査の行方は…シリーズ・キャラクターが殺されるというのは、かなり珍しいですね。作者が新展開を構想しているのかな。妻を喪い、猫と共に過ごしている様子が、胸に染みる。まさかの真相など、現代の英国ミステリを代表する作家としての力量を示した作品。2014/11/01

0
★★2004/01/31

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