内容説明
頭部を撃ち抜かれ息絶えた、愛する妻ステファニーの無惨な姿。それが現場に急行したバース署殺人捜査班ピーター・ダイヤモンド警視が直面したものだった。一体なぜ、彼女が殺されなければならないのか?長年連れ添ってきた妻を襲った、あまりに突然の悲劇に絶句し、立ちすくむダイヤモンド。同僚たちはただ遠巻きに見守ることしかできなかった。やがて葬儀も終わり、犯人逮捕に全力を尽くす決意をしたダイヤモンドだったが、被害者の夫が正式な捜査に参加を許されるはずもなく、たった一人で調査を開始する。だがそんな時、ダイヤモンドは、警察の捜査を統括するマガーヴィ主任警部に呼び出され、取調室へと連行される。彼に妻殺しの嫌疑がかけられているのだ。アリバイを追及されたダイヤモンドは激昂し、席を立つ。だが、殺害に使われた可能性のあるスミス&ウェッスンが自宅の庭から発見され、彼の立場は急速に悪化していく…。報復のための罠か?陰謀なのか?哀しみに震えるピーター・ダイヤモンド警視は一人の男として、最悪の事件に立ち向かう。衝撃のシリーズ第7弾。
著者等紹介
ラヴゼイ,ピーター[ラヴゼイ,ピーター][Lovesey,Peter]
1936年ミドルセックス州ウイットンに生まれる。英空軍の教官、専門学校の講師を勤めた後、カレッジの学部長に就任する。70年に『死の競歩』で作家デビュー。78年の『マダム・タッソーがお待ちかね』で英国推理作家協会賞シルヴァー・ダガー、82年には『偽のデュー警部』で同ゴールド・ダガーを受賞した。91年の『最後の刑事』からはじまったダイヤモンド警視シリーズも好評を博し、95年の『バースへの帰還』、96年の『猟犬クラブ』でシルヴァー・ダガーを二年連続で獲得した。また、2000年にはミステリ界に対する長年の功績に対し、ダイヤモンド・ダガーが授与されている
山本やよい[ヤマモトヤヨイ]
同志社大学文学部英文科卒、英米文学翻訳家
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