内容説明
新卒ですぐに雑誌社に入れるなんてラッキー。わたしは、ファッション誌「ランウェイ」に採用された。先輩によれば「何百万という若い女性の憧れの仕事」らしい。なんといっても、ファッション業界でもっとも影響力を持ち、世界一才能ある編集長ミランダ・プリーストリーのアシスタントなんだから。ほんとはファッションなんて関心ないけど、これも夢の文芸誌への近道だ。ところが、ミランダってとんでもなく嫌な女。なんでわたしが、彼女の子どもやペットの面倒をみたり、クリーニングを出したりしなきゃならないわけ?!しかも、いつでもどこでも携帯で呼び出し、矢継ぎ早に無理難題を命令してくる。もう身も心もボロボロ、恋人や家族と過ごす時間もない。これがわたしのしたかった仕事なの?生き馬の目を抜くファッション業界に飛びこんだアンドレアの奮闘ぶりを、辛口ユーモアで描き、全米を笑いと涙に包んだ本音炸裂ストーリー。
著者等紹介
ワイズバーガー,ローレン[ワイズバーガー,ローレン][Weisberger,Lauren]
コーネル大学を卒業した1999年に、有名ファッション誌「VOGUE」に就職。編集長のアシスタントとして9カ月勤めた後、旅行雑誌社に転職し、記事を書き始める。ニューヨーク在住
佐竹史子[サタケフミコ]
早稲田大学第一文学部卒、英米文学翻訳家
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろき@巨人の肩
64
海外出張のフライト中に映画鑑賞。アメリカの女性向けファッション誌「ランウェイ」の伝説の編集長ミランダ・プリーストリーの第二アシスタントとして奮闘するアンドレア・サックスの奮闘記。アン・ハサウェイが着こなすキャリアスーツや、華やかなファッション業界のシーンに目を奪われ、その中で悪魔のように厳しいミランダのもと、ファッションのトレンドを創り出そうと情熱を注ぐ「ランウェイ」編集チームがカッコよかった。また、仕事に没頭できることは、家族や仲間のサポートがあってこそであり、その感謝を忘れてはいけないと改めて思った。2024/11/03
あーさん☆GWは墓参りをハシゴしました。暑くてバテました。
48
DVD欲しい~( ̄~ ̄;)
魚京童!
37
好きなことをやってる人間がやっぱり世界を引っ張っていくと思うし、好きなことをやれてない人間が引っ張られていくのだと思う。そこまでの熱意があるかどうか。私は何もしたくないという熱意があるから、何もしないだけ。って言い訳すればいいのかな。快楽を味わえるスイッチがあれば押し続けるだけ。自分で作る快楽なんてたかが知れていると思うから。それは良くないと思う。2018/10/28
鏡也
17
映画を観てからこちらを読みました。映画となんか違う?上司がただただ嫌な奴としか。実際こんな上司の元で働いたら気が狂いそうだ@@原作より映画の方が好きだなぁ。2017/04/02
siva
13
「プラダを来た悪魔」大好きな映画。小説で続編が出たというので、まずは未読のこちらを。映画はやっぱりドラマチックに変えてあるのと、お気に入りキャラナイジェルが小説ではほとんど出てこないのが残念だったが、これはこれで面白かった。仕事に対する考え方が日本人とはだいぶ違うなあ、と。主人公、頑張ってはいるんだろうけどなんか傲慢というか・・文章は拙いものの、斜めからのぞき見たファッション業界のいびつさには惹かれます。2015/07/10