太りゆく人類―肥満遺伝子と過食社会

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  • サイズ B6判/ページ数 332p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152085092
  • NDC分類 493.12
  • Cコード C0047

内容説明

全世界規模で蔓延し、深刻化する肥満。糖尿病、心臓病、高血圧などにかかわるこの「病」の全貌と、「患者」であるわたしたちをめぐる危機的状況を生々しく描いた警世のノンフィクション。

目次

第1章 肥満大国アメリカ―外科手術に臨むナンシー
第2章 邪悪な人間は太る―肥満と偏見の歴史
第3章 肥満は生まれつきか―肥満と遺伝子
第4章 肥満研究最先端―謎の飽食因子をさがせ
第5章 飢え―フリードマン、ob遺伝子を発見する
第6章 臨床の例外―パキスタンのいとこたち
第7章 やせ薬の命にかかわる副作用―フェン・フェン療法の教訓
第8章 世界に広がる肥満という病―缶詰をあけはじめたコスラエ島民
第9章 健康は胎内から―飢餓にさらされた胎児と新生児の将来
第10章 欲望から手の届くところに―食品業界の思惑
第11章 正しい選択―肥満の波を押しとどめるには

著者等紹介

シェル,エレン・ラペル[シェル,エレンラペル][Shell,Ellen Ruppel]
『アトランティック・マンスリー』記者。『ニューヨークタイムズ・マガジン』、『ワシントンポスト』、『ボストン・グローブ』などにも寄稿するほか、ボストン大学で科学ジャーナリズムを講じる

栗木さつき[クリキサツキ]
翻訳家。慶応義塾大学経済学部卒
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

魚京童!

13
満足したい。脳内麻薬が溢れ出してほしい。ただそれだけ。太るよね。幸せだもん。幸せって大事だよね。もともと飢餓だったから、他の動物を殺して食べる。満足なんて知らない。胃から腸に行かずにゴミ袋に詰められるともっといいと思う。吸収なんてしない。そしたらいくらでも食べられる。まず機械化するならそこだと思う。全身とか難しいけど、胃からチューブを繋げてゴミ袋だったら今の技術でも行けるし、全体の幸せが向上する。だって太らない。いつまでも食べられる。好きなだけ食べる。吐く必要もない。なんて幸せな世界。脳内麻薬が出っぱなし2020/05/30

速魚

5
私自身、空腹で食べてるではなく、 食欲に負けて食べている日々...。 人はローカロリーで身体に良い食べ物より 高カロリーで安くて大盛りの食べ物(ファストフード) にお得感を感じるというのは、妙に納得した。 肥満は病気っていうのは、もっともだし、アリだなと(苦笑) 現代の食生活を改めて考えさせられる本。2012/03/01

k

2
肥満について興味深い話(遺伝や環境など)が読めた。2020/04/11

蜜桃

1
小さい子がいる家族がストフード店で昼ご飯を食べているのを見ると悲しくなる。その積み重ねによって人は形成される。たしかに、食欲だけに応じていたら健康的な食事は好まないのかも。2014/10/05

ダグラスまま

1
私はお菓子が大好きで、子供が昼寝するとコーヒー飲みつつ食べるおやつが大好き。図書館でなにげなく手に取りましたが…こわい!遺伝子でもう変えられないなんて。あぁ。!11章のこれからの将来世界はどうなっていくかみたいな話はとても勉強になった。そもそも食べるということは栄養を摂る事が目的だからなぁ。なんで冷蔵庫のトマトよりもクッキーに手を伸ばすのだろう。いやクッキーのほうが美味しいからだけど。足りない栄養を摂るという面から食べる物を選ぶってやっぱり大切。大学研究者と企業のスポンサー契約!躍らされないようにしよう。2012/02/29

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