巨大企業が民主主義を滅ぼす

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 309p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152084989
  • NDC分類 335
  • Cコード C0031

内容説明

いまや国際的巨大企業のパワーは、中小国家を凌ぐほどに強大化している。世界は資本主義とグローバル化を謳歌し、それなりの発展を遂げたように見えるが、私たちの投票よりも「企業の論理」が影響力を発揮する現代、私たちの生活は本当に豊かになったのか?英国気鋭の政治経済学者が、資本主義とグローバリゼーションの行き過ぎが引き起こす民主主義の衰退に警鐘を鳴らすと同時に、政治・企業・市民の新たな関わり方を提唱した、欧米で話題の衝撃作。

目次

第1章 いま何が起こっているのか
第2章 一つの世界
第3章 埋まらない溝
第4章 資本主義が政治を変える
第5章 カネがなければ選挙にならない
第6章 消費者が企業を動かす
第7章 見えるもの、見えないもの
第8章 ビジネスを超えた実業家たち
第9章 倫理マーケティング
第10章 企業に任せていいのか?
第11章 政治の終わりにならないために

著者等紹介

ハーツ,ノリーナ[ハーツ,ノリーナ][Hertz,Noreena]
ケンブリッジ大学ジャッジ経営研究所、国際ビジネス経営センターのアソシエイト・ディレクター。同大のユニバーシティ・カレッジで哲学と経済学を修め、1991年に米国ペンシルバニア大学ウォートン校にてMBAを取得。その後、ロシアのサンクトペテルブルクで同国初の証券取引所設立に携わり、当時のエリツィン大統領の市場経済アドバイザーも務める。1995年に帰英し、ケンブリッジで博士号を取得した後は、民間セクターが中東和平に果たすべき役割を探る調査団のリーダーを務めた。現在は学者として教鞭を執る一方、多数の大企業の経営コンサルタントとしても活躍し、英国内外の多くのメディアに執筆・発言している

鈴木淑美[スズキトシミ]
上智大学外国語学部英語学科卒業後、日本経済新聞社の記者、慶応義塾大学大学院(アメリカ文学専攻、博士課程修了)、清泉女子大学専任講師などを経て、翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。