内容説明
検死解剖を手がけた変死体の数は20,000を超える米国法医学界の第一人者が、スペシャリストたちの風変わりな研究や、科学捜査、裁判の現場を透徹した筆致で自らリポート。DNA鑑定をはじめとして、復顔技術、耳紋分析、昆虫学といった諸分野の最新成果を吸収しながら進歩を遂げる法医学こそが、法の裁きを決定することを雄弁に語った瞠目のノンフィクション。
目次
1 解剖
2 血液
3 証人
4 体内
5 ヘンリー
6 犯罪現場
7 蛆
8 死体発掘
9 頭部
10 がらくた科学
11 リノ
著者等紹介
ベイデン,マイクル[ベイデン,マイクル][Baden,Michael]
米国を代表する法医学者で、1960年から1985年までニューヨーク市の検死局長を務めた。議会の要請により、J・F・ケネディ、マーチン・ルーサー・キング牧師の遺体を調査したほか、O・J・シンプソン裁判での証言、ロシア革命で虐殺されたニコライ2世一家の遺体調査なども行なった。テレビ番組にも多数出演し、法医学の地位向上に努めている
ローチ,マリオン[ローチ,マリオン][Roach,Marion]
「ニューヨーク・タイムズ・マガジン」「ディスカヴァー」などに寄稿するライター
春日井晶子[カスガイアキコ]
東京外国語大学卒。英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。