目次
第4部 歴史と寛容について(クリストファーのためのセリオン;コーカス競争のドードー;ウォルムス国会とプラハ窓外放出事件)
第5部 進化の事実と理論(重ならない教導権;ボイルの法則とダーウィンの細事;長い長いほら話;裏返しの関係(あるいは一寸の虫の居直り))
第6部 ありふれた真実の異なる見方(火星人騒動;根っこ頭の勝利;ほんとうのナマケモノとハゲタカを知るには;確立された秩序の逆転)
著者等紹介
グールド,スティーヴン・ジェイ[グールド,スティーヴンジェイ][Gould,Stephen Jay]
1941年、ニューヨーク生まれ。ハーヴァード大学教授、ニューヨーク大学客員教授。専門は古生物学、進化理論、科学史。ボストンおよびニューヨークに在住
渡辺政隆[ワタナベマサタカ]
1955年生まれ。東京大学大学院博士課程修了。サイエンスライター。科学技術政策研究所研究官。専門は科学啓蒙、進化生物学、生物学史
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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魔魔男爵
2
誤植㊤巻73P5行目幅七フィート(二一三ミリ)→(二一三〇ミリ)。名文引用「私自身の美的感覚にかなう最適な調合は、京都の清水寺に隣接した樹林」建造物だけでも自然だけでも駄目で、人工と自然の調和が一番美しいと思うグールドは、二項対立を無くすべきだと思ってる、人格の大きさが出てますな。この本のネタでは、世界初の女性数学教授ソフィア・コワレフスカヤの人生がとても興味深かったです。女性が海外留学出来なかった時代に、ソフィアは生物学者と偽装結婚することで、海外で学ぶ道を切り開くのだ。小説化すると面白い事例満載です。2017/05/05
きざはし
1
最終章のタイトル『確立された秩序の逆転』がまさにグールドの視点を表している。フクロムシの生活環の話が特に面白い。2015/01/16
pushuca
0
本エセーの魅力は、取るに足らないと思われるような事柄から、進化論の重要な知見が導かれるその瞬間にある。本作もその手法は遺憾無く発揮されている。デカいのがチビを食う。その常識を覆す事実が、私が陥っていた進化論に関する知識の不備を鋭く抉る。グールドの筆は留まるところを知らないようだ。2022/11/09
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