内容説明
暗い森に迷い込んだ11歳のハリーと妹は、夜の闇の中で何物とも知れぬ影に追い回される。ようやくたどり着いた河岸で二人が目にしたのは、全裸で、体じゅうを切り裂かれ、イバラの蔓と有刺鉄線で木の幹にくくりつけられた、無残な黒人女性の死体だった。地域の治安を預かる二人の父親は、ただちに犯人捜査を開始する。だが、事件はこの一件だけではなかった。姿なき殺人鬼が、森を、そして小さな町を渉猟しているのか?森に潜むと言われる伝説の怪物が犯人だと確信したハリーは、密かに事件を調べる決心をする―鬼才が恐怖の原風景を描き、最高の評価を得た傑作ミステリ。アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞受賞作。
著者等紹介
ランズデール,ジョー・R.[ランズデール,ジョーR.][Lansdale,Joe R.]
テキサス州グレードウォーター生まれ。テキサス大学卒業後、様々な職業を転々とし、1980年Act for Loveで作家デビュー。以後、黒人と白人の異色コンビ、ハップ&レナード・シリーズをはじめとして、ミステリ、ホラー、ウェスタンなど様々なジャンルの作品を手がけている。発表した長篇は本書を含めて14作、短篇作品は200篇を超え、世界幻想文学大賞やブラム・ストーカー賞の常連受賞者でもある。合気道や拳法を学び、独自に考案した護身術の師範として多くの門弟も抱えている。テキサス州在住
大槻寿美枝[オオツキスミエ]
1959年生れ、神戸市外国語大学英米文学科卒、英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
訃報
hinarin
おふねやぎっちらこ
yoru
万博
-
- 和書
- べつに友達じゃないけど