内容説明
人里離れた山小屋で発見された恐怖の手術室。周辺の山林からは、さらにおびただしい数の死体が掘り出される。犯人は犠牲者を拷問して殺し、さらには彼らの臓器を闇のルートで密売していたのだ。逮捕された医師カルドーニは、すぐに腕利き弁護士のフランクに弁護を依頼してくる。フランクの娘で新米弁護士のアマンダは、父の助手として事件の調査にあたるが、依頼人カルドーニに対する不快感を抑え切れなかった。動かぬ証拠を前に、誰もがカルドーニの有罪を信じて疑わなかったが、公判は思わぬ展開に…そして、アマンダは恐るべき事件の渦中に巻き込まれていった！予測不可能の結末まで、逆転の連続が読者を襲う。サスペンスの名手がまたも放つ戦慄の話題作。
著者等紹介
マーゴリン，フィリップ［マーゴリン，フィリップ］［Ｍａｒｇｏｌｉｎ，Ｐｈｉｌｌｉｐ］
ニューヨーク市生まれ。ワシントンのアメリカン大学卒業後、二年間平和部隊に参加したのち、ニューヨーク大学で法律の学位を取得。現在はオレゴン州のポートランド市で弁護士業を営み、扱った十二件の死刑訴訟すべてに勝訴しているという。デビュー作の『封印された悪夢』（１９７８）はアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀ペイパーバック賞の候補となり、十二年ぶりに発表した第三作『黒い薔薇』でベストセラー作家としての地位を不動のものにした
加賀山卓朗［カガヤマタクロウ］
１９６２年生れ、１９８５年東京大学法学部卒、英米文学翻訳家
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感想・レビュー
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koo
1
久々にマーゴリンを読みましたが相変わらずリーダビリティが高いリーガルサスペンスでしたね。この作品ではシリアルキラーを扱ってますがサービス精神旺盛過ぎて描写がどぎつかったのと後半法廷シーンがほぼなかったのは不満でした。またマーゴリン作品を何作か読んでると冒頭の時点でこれから反転に次ぐ反転するとわかってましたから真相、犯人が推測出来てしまうので物足りなかったですね。ただ懐かしいジェットコースターサスペンスに浸れて良かったです。2021/06/07
おふねやぎっちらこ
1
面白かったが,マーゴリン少し飽きた。2001/09/28
Tsutomu Yamamura
0
久しぶりのハラハラドキドキ、バイオレンス、法廷サスペンス、異常者、マフィア・・・こんなかんじのミステリーを読むと、面白いし、これでいいなと思っちゃいますね。2016/09/25
kanamori
0
☆☆☆2014/10/24
ブル－ス
0
ヴィンセントカルドーニ 不屈の男。生き残ってよかった。主人公だよね。たぶん🤔 2025/05/17
