内容説明
『利己的な遺伝子』で科学界を震撼させたドーキンスは本書において、彼のホームグラウンドである生物学・進化学から脳科学・ゲノムサイエンス・認知心理学、はては物理学・宇宙論を縦横に援用し、科学がはらむ“センス・オブ・ワンダー”をさまざまな側面から解剖する。そこに浮かびあがるのは、ヒトとは何か、どのようにして生まれたか、という最終的な問いへの答であった…天才ドーキンスにしか書き得なかった究極の科学啓蒙書、待望の邦訳。
目次
日常性に埋没した感性
客間にさまよいいった場違いな人間
星の世界のバーコード
空気の中のバーコード
法の世界のバーコード
夢のような空想にひたすら心を奪われ
神秘の解体
ロマンに満ちた巨大な空虚
利己的な協力者
遺伝子版死者の書
世界の再構成
脳の中の風船
著者等紹介
ドーキンス,リチャード[Dawkins,Richard]
1941年、ナイロビ生まれ。オックスフォード大学にてノーベル賞学者ニコ・ティンバーゲンのもとで学ぶ。その後、カリフォルニア大学バークレー校を経てオックスフォード大学レクチャラー。動物行動研究グループのリーダーの一人として活躍。1995年にはオックスフォード大学に設置された“科学的精神普及のための寄付講座”の初代教授に就任した。現在、スティーヴン・ジェイ・グールドと並び、欧米では最も人気の高い生物学者である。著書に『利己的な遺伝子』『延長された表現型』『ブラインド・ウォッチメイカー』(早川書房刊)『遺伝子の川』など
福岡伸一[フクオカシンイチ]
1959年東京生まれ。京都大学助教授(分子生物学)。訳書に『マリス博士の奇想天外な人生』(早川書房刊)『ヒューマン・ボディ・ショップ―臓器売買と生命操作の裏側』『七つの科学事件ファイル―科学論争の顛末』
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感想・レビュー
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Aya Murakami
えか
吉野ヶ里
赤い熊熊
CCC