内容説明
滅びゆく星を脱出した「彼」。その死とともに放たれた遺伝記憶と生態系情報は新たな世界を育んだ。そしてそこで生まれた生命は、なにかに導かれるように星ぼしの海をめぐる長い旅に出る。その目的地こそ…。これは、果てしない宇宙を翔た、伝説の人びとの物語である。
著者等紹介
谷甲州[タニコウシュウ]
1951年兵庫県伊丹市生まれ。大阪工業大学土木工学科を卒業後、建設会社に勤務。退社後は、青年海外協力隊(ネパール)に参加する。その間に創作を開始し、1979年<奇想天外>誌でデビュー。広報誌の編集、国際協力事業団の派遣専門家(フィリピン)などを経たのち、執筆活動に専念。『惑星CB-8越冬隊』『仮想巡洋艦バシリスク』『終わりなき索敵』『遥かなり神々の座』『天を越える旅人』(以上早川書房刊)など数々のSF・冒険小説を発表した。1996年『白き嶺の男』で第15回新田次郎文学賞を受賞
水樹和佳子[ミズキワカコ]
東京都出身。1975年、<りぼん>にてデビュー。後に<ぶ~け>に移行。長い少女漫画家歴に反して、読者の半数近くが男性という変り種。1979年に発表した「樹魔」でSFファンに注目され、「伝説」で1981年星雲賞コミック部門を受賞する。漫画家歴のおよそ半分、13年をかけて描きあげられた、SF超古代ファンタジイ『イティハーサ』は、読者の圧倒的な支持を受け、手塚治虫文化賞の候補になるほか、2000年星雲賞コミック部門を受賞した
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- 和書
- 八犬伝 〈2〉 HMB