ラム氏のたくらみ

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  • サイズ B6判/ページ数 312p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152083319
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

イギリスにある小さな村、ハーズリー。そこで小さな郵便局の局長を務めるノリス・ラムは、五十五歳にして初めて恋に落ちた。人類が初の月面着陸を成功させた夜、ラムは運命的な光景に遭遇する―長年同じ村で暮らすヴィーダが、月光のなか、半裸で踊っていたのだ。その姿を目にした瞬間、ラムは彼女に心を奪われてしまう。ヴィーダは、裕福な建築家の息子で障害のある青年を、二十年のあいだ母親のような愛情をもって世話してきた。自分の気持ちを打ち明ける術を知らないラムは、そんな心優しいヴィーダのことを、木陰からそっと見守ることしかできない。この恋をけっして無駄にはしたくない―激しい情熱に突き動かされたラムは、勇気を奮い、初めて自分の手で運命を切り開く決意をした…。中年男性の切ないまでの恋心を詩のようにうたいあげ、心に深い余韻を残す名篇。

著者等紹介

ブラウン,キャリー[Brown,Carrie]
ジャーナリスト、新聞編集者などを経て、研究員としてヴァージニア大学の修士課程に編入。1998年発表のデビュー作『Rose’s Garden』で、同年、ディスカヴァー・グレート・ニュー・ライターズ賞を受賞する。続いて1999年に『ラム氏のたくらみ』を発表し、“魂を昇華させる純愛の力を美しく描いた作品”と、各紙誌で高く評価された。2000年には第3作『The Hatbox Baby』を上梓した。現在は、夫と3人の子どもとともに、スウィート・ブライアーに暮らす。同地のカレッジで創作を教えるかたわら、旺盛に執筆を続けている

堀内静子[ホリウチシズコ]
明治学院大学大学院卒、英米文学翻訳家 訳書に『娘たちは消えた』ブッシュ、『24人のビリー・ミリガン』キイス、『汚れた守護天使』コディ(以上早川書房刊)他多数
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感想・レビュー

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星落秋風五丈原

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引っ込み思案の郵便局員ラム氏が少年の面倒を見ている中年女性ヴェーダに恋をした!そこから始まる涙ぐましいまでの企み。原題は恋する子ヒツジでラム氏の姓と子ヒツジをかけている。2017/06/09

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