猫のしくみ―雄猫フランシスに学ぶ動物行動学

猫のしくみ―雄猫フランシスに学ぶ動物行動学

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  • サイズ B6判/ページ数 265p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152082633
  • NDC分類 645.6
  • Cコード C0045

内容説明

しゃれた猫ミステリの著者、アキフ・ピリンチが、猫たちのふだんの暮らしぶりについて本を書きました。さてその内容は…飼い主への効果絶大“声を出さないニャー”の秘密って?猫の目にテレビはどう見えている?猫には絶対音感がある?猫はほんとはどれほどグルメか?猫はひとりエッチをする?ホモセクシュアルの猫っているの?…うん、スイートなかれらの魅力をあちこちからつついていて、なかなかいい感じ。でもそこへ寄ってきたピリンチ氏の小説のヒーロー、雄猫のフランシスは、中をひと目見て顔をしかめます。どうやら勝手に分析されているのが不満の様子。「身の程しらずの人間たちがぼくらの秘密をあばこうだって?われらが二本脚の友人クンは、黙ってキャットフードの缶切り屋に徹してればいいんだよ!」なんて文句をつぶやきつつ、本のあちこちにきつーい訂正のコメントを書きこんじゃいました。猫たちの生態とその魅力の源を新鮮な切り口であれこれ探る、きわめつきの猫ブック。雄猫フランシスの、まえがきを初めとする辛辣ながらキュートな“お言葉”も満載です。

目次

1 この野生、ご家庭ご用達―ネコの魅力ってなに?
2 なんでもお見通し、ネコの鋭い目―ネコから人間を見たら
3 耳がものいうネズミ狩り―ネコの聴覚はどんな世界か
4 広い世界はプンプンにおう―ネコの鼻は魂への扉
5 四本肢のグルメ―ネコの味覚と摂食本能
6 なにに触れられるか、この世界―ネコの触覚とボディコンタクト
7 ナンセンス、超センス、たいしたセンス―ネコの“超”能力とは
8 十猫、十色―ネコの性格のちがい
9 ヒゲをはやした利口者―ネコの知性と学習能力

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

2
わりかし難解。黙ってキャットフードの缶切り屋に徹するか…(にゃーん)2019/01/23

ミント

1
読後は、ますます猫が好きになる。猫あるあるを、なぜそうなるのかがたくさん書いてある。一番は「猫は嘘をつけない」ってところかな※犬、猿、人間のような比較的固定した社会的集団に暮らす種族には、ごまかしや嘘、いかさまは無くてはならない“潤滑油”。これが一匹狼なにゃんこには、不要なんだとか。2013/10/20

ヒナ

0
意外と科学的だっけど、どのくらいホントなのか、私には分かりませんが、猫好きには楽しい本でした。2015/11/26

Humbaba

0
例え餌を与えられたとしても、それがどのような理由で得られたのかがわからなければ、まずその解明を先に行う。そうやって周囲への注意を払うことは、生きていく上で大切な意味を持つ。確かに実験環境によっては効果が無いとしても、実験環境だけが猫の生きていく世界ではない。2014/05/30

吉祥

0
猫の行動学! 行動学に真正面で向き合って読みにくくなるところをわれらがフランシス大先生が毒舌コメントを挟んでくれています。おかげで肩の力を抜いてくれて読みやすかったです。

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