内容説明
1993年10月3日、内戦が続くソマリアの首都モガディシュにアメリカ軍特殊部隊が空挺降下した。デルタ、レインジャー、SEAL、PJ(パラジャンパー)など陸・海・空軍の精鋭99名からなるこのタスク・フォースの任務は、国連の平和活動を妨害する武装組織アイディド派の最高幹部を拉致すること。順調に行けば一時間足らずで終わる簡単な作戦のはずだった。だが、ハイテク装備のブラックホーク・ヘリコプターが撃墜されたことから戦況は一変。生存者の救出に向かったアメリカ兵は数千の敵に包囲されて孤立し、水や食料、弾薬の不足に苦しみながら一昼夜にわたる壮絶な銃撃戦を繰り広げることに…。冷戦後の国際政治の一大転換点となりながらも、今日まで語られることがなかった秘密作戦の全貌を再現するとともに、特殊部隊のもつ驚異的な戦闘能力を描いた戦争ノンフィクション。
目次
第1部 空挺強襲
第2部 ブラックホーク墜落
第3部 撃破
第4部 アラモの砦
第5部 N・S・D・Q
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゴジラ 芹沢
3
ブラックホークダウンの原作か。著者実際にソマリアに飛んで米兵とやりあった人から話を聞いてたのか。あと一歩のところでの失敗から始まった敗走。2017/01/30
きろ
1
映画「ブラックホーク・ダウン」の原作。兵士たちの混乱ぶりを読んでいると、映画と同じように自分もその場にいるような、変な感覚があった。終盤は涙が止まらなかった。
喪女野 香織
0
墜落までが長い。重要そうな所(墜落・墜落後、遺体が引きずられた下り、クリントンの動き、政情・世論がどう変化したかとか)を拾い読みしてまとめないと読むのが大変で、自分の視点がいる本。2011/04/07