Hayakawa novels<br> 虎の潜む嶺

Hayakawa novels
虎の潜む嶺

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152081735
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

英国情報部のチーフを長年勤め上げたシャヴァスは、引退を目前に控えたある夜、チベット人僧の訪問を受ける。若き僧はシャヴァスに、30年以上も昔のある極秘作戦の詳細を問いただした。シャヴァスは問われるままに、若き日の冒険を回顧しはじめる…。1959年、中国共産主義政権の支配下にあるチベットに潜入した情報部員シャヴァスは、亡命を希望する宗教指導者ダライ・ラマを伴い、決死の脱出を敢行した。一行は、中共軍の執拗な追撃を振り切り、ヒマラヤの峻厳な山嶺を越え、見事にインドへと脱出に成功する。それから三年後、ふたたびシャヴァスはチベットへ向かった。今度は、奥地の町に住む老科学者ホフナー博士を脱出させるためだ。おりから加熱している米ソの宇宙開発競争にとって、彼の画期的な理論が非常に重要なものになったのだ。準備を整えたシャヴァスは、腕利きのパイロットを雇い、危険なヒマラヤの峠に小型飛行機で挑む。だがその行く手には、切れ者で知られる中共軍司令官が、そしてヒマラヤの過酷な自然が、牙を研いで待ち構えていた…。冒険小説の王者が秘境チベットを舞台に描く、ノンストップ・アドヴェンチャー巨篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

橋川桂

10
「鷲は舞い降りた」でブレイクする前、別名義で発表した1960年代の作を90年代になって加筆したもの、とのことで、東西冷戦まっただ中の007風の冒険スパイ小説。ややご都合主義な展開もありつつ、4時間弱の分量でなかなか二転三転あって読ませる。悪役となる中国人将校がちょっとステロタイプながら不気味な存在感。新たに書き加えられたというプロローグとエピローグがいい味。2018/11/21

tai65

3
星4・52019/09/08

mittaka

0
東西冷戦のチベットを舞台にシャヴァスがホフナーとともにカシミールへ脱出できてほっとした。李大佐を恐ろしいと思ったが、李の妹であることを隠し同行していたカーチャの行動、国家の利益を最優先させる思想に戦慄を覚えた。2014/04/13

bino

0
最初はそうでもなかったけど、最後は面白いと思いました!2009/02/06

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