内容説明
トスカーナはイタリア中央部に位置し、古くから「すばらしく美しい一幅の絵」と呼ばれる、恵み豊かな地。ゆるやかに波打つ丘陵を、葡萄とオリーブの畑が緑に染め、ローマ人が造った石畳みの道路沿いには、糸杉の並木と、タイル貼りの赤い屋根が並ぶ。中世の面影を色濃く残すコルトーナの静かな町並みが眼下に見える。キアンティ、ブルネッロといった特産のワイン、そして風味豊かな料理が、陽光降りそそぐ戸外のテーブルに並べられる。一目見た時からこの地の魅力にとりつかれ、古い石造りの農家を買って暮らし始めたアメリカの女性詩人が、料理やワインから家の改築、葡萄畑の手入れまで、豊かな自然と至福の食卓に彩られた日々の愉しみを優雅な筆致で綴る。全米ベストセラー第1位に輝く、「トスカーナについての最高の読み物」。
目次
トスカーナに家を買う
ガラクタの山
聖母の祠
野放図な果樹園
まわる太陽
ゆっくり急いで
木陰のテーブル
夏のキッチン・ノート
高貴なる都市、コルトーナ
マレンマへの旅〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
so_mi
1
死ぬまでに1度でいいからイタリアへ行こうと思った。2015/09/15
ななしの ななこ
1
本当に、イタリアの田舎町が浮かび上がってくるよう! 美しい、本当に美しい自然の風景、太陽の名を持つ素朴で美しい家、大掛かりな改装の様子、古い市での買い物、天国のような2時間のランチ…雰囲気が本当に素晴らしい。中でも、食べものの描写が特に堪りません。ああ、イタリア。行ってみたいなイタリア…うっとり。2012/08/14
まりもちゃん
0
トスカーナの休日という映画の原作。映画はこのエッセイのエピソードをつなげたようで、それはそれで面白かった。ブラマソーレという名の館に運命的に出会い、暮らしてゆく…人生の楽しみ方の達人の本2017/04/04
の
0
何度も読んでいる本。 子育ての終わった働くアメリカ女性が離婚後に新しいパートナーとイタリアの郊外に家を購入。 2014/03/31