内容説明
ロス市警を辞職したジェッシイ・ストーンがはるばるとやってきたのは、アメリカ大陸の反対側、大西洋に臨む小さな町、パラダイスだった。町の警察署長が空席となり、彼がその職に採用されたのだ。パラダイスの町を牛耳る行政委員長ヘイスティは、そんなジェッシイに警戒心を抱いた。裏で不正資金の洗浄を手がけ、犯罪組織とも繋がりがあり、国民軍の名目で私兵までも率いる彼が求めていたのは、なんでも言うなりになる無能な警察署長だった。採用試験で酔っ払っていたジェッシィは、そんな狙いにぴったりの人材だった。そう、そのはずだったのだ。だが、就任早々、町の厄介者を殴り倒して見せたジェッシイは、警察署長として町に馴染んでゆき、その手腕を発揮し始める。徐々にヘイスティの真の姿に迫るジェッシイ。やがで、ヘイスティの愛人が死体で発見されるに及んで、両者の対決は避けられないものになってゆく…。スペンサーに比肩する期待の新キャラクター、警察署長ストーン堂々の初登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ペグ
33
ロバート.Ｂ.パーカーの作品、三作目、読了。今回も社会問題をテーマにしながら主人公のジェッシィは家庭の悩みを抱きつつ、あくまでも冷静沈着、すぐに結論を出さず的確な判断を下す信頼のおける男性として描かれています。ハードボイルドというより西部劇を読んでいる感覚のシンプルで男気溢れる作品でした(^_^)v2016/08/31
tai65
3
星５つ2018/10/08
しゃな
1
映像作品を先に見てしまったせいか、ジェッシーの年齢がちょいとよくわからなくなる。アルコールで職を辞し、アルコールで新たな職を得て。前妻との関係に悩む。映像作品のシリーズが結構好きだったので、このままシリーズを読み進める予定。2016/10/23
オカピー
0
スペンサーとは違った味があっていい。2014/05/22
poefan
0
期待通りの軽めの渋さ。ゆっくり読む。2008/12/29
