内容説明
何十万年も昔、地球から248光年の彼方、想像を絶する高度な文明によって建造された巨大環状世界―リングワールド。それは、中心に太陽が置かれ、自転することによって重力を得る、地球の三百万倍の面積を持つ居住可能惑星だった。29世紀、二百歳の冒険家ルイス・ウーは、崩壊した文明の上に群居する様々な亜人種と邂逅し、数々の伝説を残していった。23年後、再度リングワールドを訪れたルイスは、太陽面との接触による破局の危機からリングワールドを救い出すことに成功し、新たなる探索に出発した。だが、環状世界の表面上で待ち受けていたのは、大挙して押し寄せてくる吸血鬼軍団と原住民との血みどろの死闘、さらには自らの遺伝子系列を保守することを唯一の行動目的とするプロテクターの暗躍だった。そして、リングワールドへの接触を試みてきた宇宙船が相次いで撃墜された時、プロテクター同士の覇権闘争はついに全住民を巻き込んだ異種族間抗争へと突入していった!ヒューゴー、ネビュラ両賞受賞に輝く不朽の名作『リングワールド』から20年余、リングワールド最大の危機を救うべく、ルイス・ウーが伝説の彼方から再び立ち上がる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
スターライト
5
いやあ、ニーヴンさん、楽しんで書きましたね(笑)。ラヴクラフトとかキングとかの名前が出てきてニヤリ。ルイス・ウーは、今度はリングワールドに住むあまたの生物の中の一つ、吸血鬼族らと冒険をともにする。〈獣の話し手〉ことハミイーの息子が〈侍者〉として登場。それ以外にも多くの登場人物が出てくるので、頭の中が混乱してしまいました。ある意味、リングワールドにこれだけ多様な生物がいることを示すために書かれたのが本書、という見方はうがちすぎ?ともあれ最終巻の『リングワールドの子供たち』に期待。2012/02/12
サスケ
1
昔読んだ本
FaianchCha
0
誤訳なのか、文脈のつながらない箇所が多々あり非常に読み辛かった。おかげで前半で2回位い挫折し、その度に最初から読み直すはめに。2016/02/18
ノメ
0
ヴァンパイアvs亜人類、そしてプロテクター。リングワールドはどうなるのか?結末のはっきりしない展開に。2014/06/04
takejin
0
話、進みました?って感じです。ニックネームの山で、読みにくいし。リングワールドシリーズは、1で理学的な可能性を、2で工学的問題点に言及して技術的解決策を、3で生物学的な構成を提示したのだろう。となると、4はどうなるのか。まあ、ノウンスペースの集大成だから、大目に見るしかないのでしょう。2012/03/29




