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内容説明
凶悪犯罪の急増、家庭の崩壊、長びく不況―われわれの社会は、かつてない深刻な危機に直面している。だが一方で、社会を変えようとする試みは、つねに圧殺されてきた。いまや、絶望と無力感が社会全体を覆いつくそうとしている。イェール大学を拠点に痛烈な社会批評を展開してきた著者は、こうした状況が作り出された歴史的プロセスをつぶさに検証し、そこから「システム」という名の見えざる権力機構の存在をあばき出す。本書は、その恐るべき構造を徹底究明するとともに、閉塞社会を打破するための大胆なビジョンを提示する画期的な社会論である。アメリカを代表する知性が、先進国社会を根底から蝕む病理に鋭いメスを入れる注目の書。
目次
1 変化を求めるアメリカ国民
2 目に見えない政府
3 経済学対社会
4 大いなる法律違反者
5 新たな現状マップ