内容説明
イェール大学を卒業したばかりのベンは、合衆国最高裁判所の正面に立ち、大きく息を吸った。今日からここで、最高裁裁判官付きの調査官として、新たな人生の一歩を踏み出すことになるのだ。調査官の職務は、激務につぐ激務と考えて間違いなかった。莫大な量の判例を調べ上げ、裁判官が提出する意見書の草稿を執筆しなければならない。だが、不眠不休で仕事をこなす見返りは大きい。最高裁調査官になれる者はエリート中のエリートだけであり、任期を終えれば、輝かしい未来が開けるのだ。しかし世間知らずのベンは、ふとしたことから詐欺師に騙され、極秘情報を漏らしてしまう。詐欺師はその情報を利用し、巨万の富を手に入れることに成功。もしその件が発覚すれば、ベンの人生は破滅だ。詐欺師はそれをいいことに、さらなる情報を要求してくる。ベンは同僚のリサと三人の親友の力を借り、正体不明の詐欺師に反撃を試みるが―？弱冠２６歳の大型新人が、溢れる才気と無条件の面白さで全米を熱狂させた、新世代リーガル・サスペンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
122
この題名に惹かれて、中島さんの「司法戦争」のようながちがちの法律ミステリーを期待したのですが、完全に肩透かしでした。主人公の仕事がその役目でそこで情報漏えいが起こってということで、主人公の窮地を若い仲間たちが助けるという青春もののような感じです。リンカーン弁護士などの方がはるかに法律的な色合いがあります。2016/10/13
Tsutomu Yamamura
1
ストーリーはよいと思いますが、全体的に散漫で、特に主人公と友人対地の会話が冗長で読むのに疲れました。本を選ぶのも運ですね。2016/07/23
Mitsuo Seki
1
コメディっぽい会話が冗長すぎて、疲れた。でも、これはあちらの小説ではよくあるパターンなので･･･ ストーリーはリーガルサスペンスであり、同僚や子供のころからの親友たちと黒幕に迫るが、そこに裏切りがあったり自殺が絡んでくる。前半は引き込まれたけど、後半になるにしたがってダラけてきた。もっと会話を絞ってみれば、ページ数は三分の一ぐらいになったような印象。 日本とは違う裁判制度と調査官という職業を知ることができるので、それは為になったかな（笑） Kindleで原書を読んでみようか･･･ (^^;2013/09/12
ヌッコロF
1
(´･ω･｀)コメディっぽくて、親友が自殺したというのに、いまいちピンと来ない。2013/06/03
ymg
1
もう。周りが信じられない。みんな疑わしい。でも結局・・・。2009/06/02
