内容説明
積んでおいたり、ぱらぱらめくったり、声に出して読んでみたり。ぼくらの読書術はちょっと楽しいぞ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マエダ
71
本を読んでいるとうとうとそのまま朝を迎えたような本。寝ながら読むという背徳感、ページを指で挟みそのまま寝る。すぐ起きれたらそのまま胸の上だが長寝したら本はもうない。2018/04/18
のりちゃん
11
「眺めたり 触ったり …さらに、積んでおいたり、ぱらぱらめくったり、声に出して読んでみたり。」ぼくらの読書術はちょっと楽しいぞ …と、タイトルと帯にあるように、本好きな人がどういう風に本を楽しむかに関するエッセー。「本好きの本棚、かぎりなくふえていく、本は増殖する、と本気で信じている。勝手にふえていく、と思っているふしもある。本棚の奥深くから、とんでもない本がカオをだして、わお、と大喜びすることもある。本棚は、発掘の喜びをもたらしてくれる移籍のようなものである。」(本文より)挿絵もとても素敵な本でした。2017/07/30
くまさん
3
某読書会で紹介してもらった本(読書会では文庫化されたものを教えて頂きました)。 1991年に毎日新聞の読書欄に掲載されたコラムと1992年にミステリマガジンに掲載されたコラムを合体整理した本との付き合い方に関するエッセイ。「へぇ」「ほぉ」と感心することしきりでした。とくに、目は活字を追いかけていたのに全然読んでいなかったという集中力欠如について、本を読んでいるときに起きる脱線、ないしは飛翔もまた、本を読む楽しみのひとつと肯定してくれることは嬉しかったです。③2025/01/31
timeturner
3
くすくす笑いながら気軽に読める。それでいて、本とのつきあい方をまったく新しい視点からさまざまに考えるヒントがいっぱい。2015/04/05
夜游の月
2
脈絡あるようなないような段落が まるでカードのように並んでる、 どこからでも好きな所から読める本。 本の読み方は自由でいい! この本を眺めたら、もっと気軽に読書に手を出すひとが増えるかも。 でも、名前が出てくる作家達は結構ディープです。 阿部真理子のさし絵も面白い。 絶版なのが残念。2021/04/07