内容説明
大規模な医療改革を目指す委員会に名前をつらねる二人の議員が、連続して不審な死を遂げた。一人は自動車事故で、もう一人は高層ビルから転落して…もし事件がそこで終わっていれば、すべてはたんなる偶然と片づけられていたにちがいない。が、またもや同じ委員会のメンバーが、今度は不可解な発作を起こして重体に陥ってしまった。しかも三人の共通点は、同じ委員会のメンバーであるだけではなかった。かつて天才外科医として名を馳せた医師ラズラムの手で、全員が美容整形手術を受けていたのだ。連続する事件の背後にいるのはラズラムなのか? もしそうなら、彼はどんな手を使って議員たちを死にいたらしめているのか?ラズラムの助手として働く内科医ジーナは、恩師でもある彼の挙動に不審を抱き、友人のFBI捜査官ジェリーとともに事件の謎を追うが。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
レイス
1
物語はまともに面白かったと初めに断っておこう。しかしsfではない作品にアメージングな体内凶器を期待した私がばかだった。創薬の大変さは「大量虐殺」で知ったけど、逆に失敗して見捨てられる薬も大量にあるのねと勉強になった。超音波で分解するカプセルというのは「銃夢火星年代記」を連想。それにしてもラストでジーナのキャピトル・ヒルから撤退するような発言はこれまでの頑張りは何だったの的な終わり方だった。2019/12/07
セイバー
0
日本名が少し出てくるな2015/03/14
ヌッコロF
0
(ーωー)y-~~最初から犯人と手口が分かるんで、軽〜い気持ちで読んでたら… 後半で、まさかの怒涛の展開!この作品は映像化したらウケるんでないの?2010/06/17
mikage
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再読。夜、読みだしたら気づくと空が白んでる。まさにやめられない止まらないノンストップ小説。ヒロインの内科医ジュリーは恩師である元天才外科医の美容外科医の患者の一部が次々に不審な死を迎えていることに気づいて…。読んでて本当にハラハラする!!エンターテイメントです。2009/04/06