Ｈａｙａｋａｗａ ｎｏｖｅｌｓ かくも、冷たき心

エリオット，ジェイムズ【著】〈Ｅｌｌｉｏｔｔ，Ｊａｍｅｓ〉/中原 裕子【訳】

早川書房（1997/03発売）

• サイズ B6判／ページ数 303p／高さ 20cm
• 商品コード 9784152080691
• NDC分類 933
• Cコード C0097

内容説明

ミックス＆マッチ殺人鬼―被害者たちをバラバラに切断し、頭部や四肢を寄せ集めてつなぎ合わせては死体を遺棄することから、こう名づけられた猟奇殺人犯は、実はＣＩＡが旧ソ連からひそかに亡命させ、保護・監視していた元ＫＧＢの大佐ジョン・マリクだった。事実の隠蔽を目論むＣＩＡは、警察やＦＢＩにはいっさいの真相を伏せ、内密裡にマリクを捕らえることを決定する。そこで白羽の矢が立てられたのが、亡命前からマリクの性向を熟知している元ベテラン工作員のマイク・カリーだった。ＣＩＡの秘密工作を擁護するため偽証罪に問われ、連邦刑務所に服役していたカリーは、かつて自分を裏切ったＣＩＡに複雑な思いを抱きながらもマリク捜索の任に着いた。一方、この動きを察知したＦＢＩ側も心理分析官のジャック・マシューズを捜査に当たらせ、徐々に犯人像に迫りつつあった…。かくして、ＫＧＢ仕込みの殺人、暗殺、拷問のテクニックを駆使して次々と犯行を重ねる恐るべきサイコ・キラーとＣＩＡ、ＦＢＩの三つ巴の闘いが始まった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Tsutomu Yamamura]

97年作品。「ＦＢＩ心理分析官」の世界にスパイ小説とハイテク冒険小説が合体し、そこにラブロマンスも加味された、ノンストップアクション、とのこと。ま、だいたいそのとおりの内容で、軽く、楽しく、ハラハラしながら読めます。

2016/07/24

[おふねやぎっちらこ]

初回の感想として超面白いと記憶していたので再読しましたが、それほどでもなかったよ。サイコキラー物が出版されすぎたのかもね。

2014/04/13

[bluesunset]

普通に面白かった。