Hayakawa novels<br> フィアサム・エンジン

Hayakawa novels
フィアサム・エンジン

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  • サイズ B6判/ページ数 296p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152080653
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

人類が拡大を目指し大宇宙に翔び立っていった「地球離脱」から数千年。地球に残った人々は科学を捨て、半ば無気力に暮らしていた。だが、太陽と地球のあいだに「暗黒星雲」が忍びよってきたことで、事態は一変する。星雲が太陽を遮り、すでに大気の薄くなった地球から、今度は光までもが失われようとしているのだ。このままでは大氷河期が訪れ、人類は滅亡してしまう。そんなある日、「滑る石の平原」で異変が起こった。何千年ものあいだ平原を滑りつづけてきた32個の石が静止し、完全な円形に並んだのだ。これは人類破滅の予兆なのか?奔放なイマジネーションで終焉を迎えつつある超未来の人類の姿を描き、ウィリアム・ギブスン、ノーマン・スピンラッドなど英米のSFウルサ方を唸らせた英国SF作家協会賞受賞作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

すけきよ

5
冒険ファンタジーであり、サイバーパンクであり、バカSF(笑)最初、全くヴィジュアルが頭に浮かべられなかったんだけど、基底現実、超構造体という言葉に、『BLAME』の元ネタか! と気づいてからはスイスイ……とは行きません。遙か遠未来で繰り広げられる群像劇。ただ、キャラクターも場所もなんでもありで、咀嚼するのに一苦労。バーチャル空間では時間が、現実世界では建造物のスケールがでかすぎて、消失点がまるで見えてこない。様々なジャンルとガジェットを抱え込んだメガストラクチャー内を旅する、そんな味わいの小説。2010/01/21

テキィ

3
BLAM!の元ネタのひとつといわれて読んだんですが、愉しかった。バンクスさんは純文学もやるんですが、あちらでもSF作家は肩身が狭いそうです。やれやれ。2005/11/02

meetontheledge

2
弐瓶勉のマンガ “BLAME!” と関係があるとのことで読んでみた。なんとも読みにくいお話で正直大して理解できていない。それでも科学技術が進んだディストピア的世界でクリプトスフィアや超構造体、基底現実といった単語が出てくるとなるほど”BLAME!”という感じがした。2024/11/06

kengzilla

2
BLAME!連載当時に購入したものの、ずっと積読していたのをようやく読了。統治局のあのセリフの元ネタや用語、設定など、BLAME!を思い出しながら楽しく読んだ。状況や用語の説明がほとんど無いので、BLAME!読んでおくと楽しみやすい、というか読んでないとかなり読みづらい本かもしれないけど、いったん設定や状況が分かるとサイバーSFとして非常に楽しい一冊/バンクスさん、最近亡くなっていたと知ってショック。2013/08/30

ろびん

1
めでたしめでたしになるのか……。 BLAME! 読んだこと無いんですよね。気になってはいるんですが。2019/11/04

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