内容説明
ウィンブルドンの公園で白昼、三歳児の眼前で母親を虐殺し、肛門にナイフを突き立てて逃げた男の犯人像は?「フリーズ!」と叫んだきり、無防備な日本人留学生服部君を平然と射殺した男の心理とは?幼女連続殺人事件の被告はほんとうに多重人格なのか?エリート青年たちはなぜ、あえてオウム真理教をえらんだのか?無差別殺人の恐怖は、もはや他人事ではない。セックス殺人からハルマゲドンまで、世界じゅうに蔓延する異常な精神病理を、「X‐ファイル」のモデルとなった著者がプロファイルする戦慄のノンフィクション。
目次
1 横浜港母子殺人事件
2 ヴェトナム戦争の謎の後遺症―心的外傷後ストレス障害
3 「人違い」ではすまされない事件
4 連続殺人―蔓延する社会現象
5 怪物と語る―ジョン・ウェイン・ゲイシー
6 食人鬼と語る―ジェフリー・ダーマー
7 英国の事例
8 南アフリカの事例
9 地下鉄のハルマゲドン
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
芋猫
7
【再読】プロファイリングの第一人者レスラー氏が1996年に発表した本(米国では97年発行)。FBI引退後のコンサルタント時代がメインなので、米国だけでなく海外の事件が多く取り上げられている。初読時は凶悪事件初心者(?)だったので、宮崎勤やオウム真理教の話に気を取られていたけど、今回はベトナム戦争後の米国でPTSDを理由に無罪を主張するケースが激増したという話が気になった。日本での心神喪失がどういう基準で決まるのか全然知らないことに気付いたので、調べてみようと思う。2024/07/11
小皿
2
初めのページに、付録みたいな感じで連続殺人犯や遺体の写真がいくつか載っているけど、なぜかその中に著者の若い頃の写真がひとつ混じっている。ドイツの憲兵隊にいた時の写真らしく、著者は制服を着て銃を持っている。猟奇的な本文を読んだあとだと、その著者の写真が、人を殺したばかりの殺人犯みたいに見えてきて困った。2022/10/12
中島直人
2
1のキレはない。イマイチ。残念。
takao
1
ふむ2019/12/22
桃柳
1
寝る前にちょこちょこと。まったくその時に相応しくない本だったけれども。2019/01/20