Hayakawa novels<br> 中間航路

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Hayakawa novels
中間航路

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  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152079817
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

全米図書賞受賞作。めくるめくピカレスク・ロマン。ニューオリンズを出航した奴隷貿易船がたどる数奇な運命。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kawai Hideki

93
読み応えがあった。1830年代、まだ奴隷制度が残るアメリカ。新進的な牧師のおかげで奴隷の身から解放された青年が、都会でゴロツキになり、借金と女から逃げるため、どこへ行くかも知らぬまま、船に潜り込み密航を企てる。ところが、その船はアフリカへ奴隷を買いに行く密貿易船だった。アメリカ帝国拡大の野心に邁進する暴力的な船長と札付きの船員たち。そして「積み荷」として、ニシンの缶詰のように隙間なく船倉に押し込められた奴隷たち。「船」という閉鎖社会を激しい自然が翻弄し、黒人と白人、人と神の境をあいまいにしていく。2015/05/28

DEE

6
借金取りと望まぬ結婚から逃れるため、目についた船に乗り込んだラザフォード。しかしその船は奴隷貿易船で、しかも陸に残った方がマシと思える地獄のような有様。船長が悪魔のようだったり、奴隷による反乱があったり、謎の荷物を積んでいたりと冒険物としても十分面白いけど、ラザフォードが黒人という括りから抜け出す、そんな意味も感じられる。2024/07/05

中玉ケビン砂糖

2
男を海に旅立たせる災いはさまざまだが、そのなかでいちばんありがちなのは女だそうだ。ぼくの場合、イサドラ・ベイリーというボストンの元気な女教師が、その災いだった。2014/06/12

黑猫

1
2018年4月19日読了2018/04/19

セイバー

0
黒人文学、結局神様の正体はなんだったんだろう2017/06/18

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