内容説明
「史上最強の相場師」と呼ばれ、世界の金融市場で絶大な権力をふるう投機家ジョージ・ソロス。彼の発言は兜町やウォール街のみならず、G7の経済政策をも揺るがしている。だが、マスコミ嫌いのソロスの経歴と人物像は、今日までほとんど知られることはなかった。本書は、謎に満ちたこの超富豪の破天荒な生涯を描くとともに、デリバティブやヘッジ・ファンドなど投機ビジネスの驚くべき実態と、その背後にあるソロスの壮大な野望を明かすものである。
目次
世界最大の投資家
私は神である
ブダペストの地下室
フロイトかアインシュタインのように
盲人が盲人の手を引く
混沌の魅力
投資をしてから調査する
理論通りの行動
クォンタム・ファンドの跳躍
アイデンティティーの危機
帝国主義的循環
空前の大勝負
哲学的相場師
自由のための安い代価
自らを明かしたい衝動
大暴落〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Jack Amano
1
これも、伝説的ヘッジファンドトレーダー(投機家)であるジョージ・ソロス氏について書かれた本です。 同時代に金融の世界にいた人間には、リアルな現実感を持って読んでいけます。 1994年の米国議会での公聴会の発言などは、市場の大きな動きを理解する上で参考になります。2019/02/09
NAO
0
歴史・伝記コーナーにあったこれに目が止まって思わず手に取った。バフェットと並んで著名な投資家。投機家というべきか。彼の人生における体験が、人物を作り上げたことがよくわかった。自分も投機をしているので、いろいろ勉強になった。2016/03/26
Masayoshi Hirai
0
ソロスの著書への興味が湧いた。確かに彼は哲学者なのかもしれない。2012/12/07
ken
0
なかなか再帰性の概念の扱いが難しい。2011/04/12
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