ハヤカワ・SF・シリーズ<br> 超生命ヴァイトン

ハヤカワ・SF・シリーズ
超生命ヴァイトン

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  • サイズ A6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152079411
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ニミッツクラス

6
95年の6版(初版は64年)を読んだ。ハヤカワの銀背のうち、95年9月に本書を含む4冊が版を重ねて刊行された。本書、インビジブル・アンノウンにマインド・イーターを加味した、まさにSFそのもの。地球を継ぐのは誰か・・ゾクゾクする展開で、主人公が時折追い込まれるときの切迫感もたまらない。窮地を脱するのはいささか御都合だが、人類の存亡、と言うか自立・解放を掛け、“思考したら負け”みたいな状況でのアンノウンとの攻防は手に汗握る。人類のために命を賭した多くの人達に頭が下がる。読んで損のない古き良き一冊。★★★★☆☆2014/12/02

錯乱坊

2
古典的な侵略ものと言うか人類家畜テーマの作品。E・F・ラッセルのストーリーテリングの才が光る1作。後年の作品になると芸達者ぶりが軽さになって損をしている面があるもののこの作品に限っては、終始サスペンス感に溢れていて、最後まで一気に読み進めてしまう面白さだと思います。児童もののSF叢書を小学生のころ読んで、面白かったので、ハヤカワSFシリーズにこの本があって読みたいと思っていたところ古本屋で見つけて飛びついたものです。

がんぞ

2
人類は何故、戦争に明け暮れるのか?上位存在で戦場の悲嘆、断末魔の苦しみという感情エネルギーを食べるエネルギー生命ヴァイトンがそそのかすからで、地球は実は奴等のものなのだ、と擬似科学説明される《人類家畜テーマ》の嚆矢。前半はミステリー風に次々と変死する科学者たちには共通点があるのに検死官が気づいた…。後半は真相を知った者を皆殺しにしようと、なりふり構わないヴァイトンとの戦争。切り札に電気の魔術性。原作は太平洋戦争直前だが、少年向けリライト版では「原子爆弾を使うと多すぎて食べきれないのだ」とあるのが切ない

higurashi

1
人類家畜テーマか、面白い。2010/09/30

0
★★★☆☆  再読 E・F・ラッセルのデビュー作。原作出版は1943年。近未来SF。でもっ! この小説2015年5月17日の出来事から始まってるのよ。光陰矢のごとし(不適切)。なんとまあ来月の話になっちゃってた。そして現在の話として読んで違和感があるような、ないような?というところが凄い。2015/04/06

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