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内容説明
イギリス陸軍のSAS(特殊空挺部隊)は、世界の特殊部隊のなかで最強と呼ばれている。本書はそのSAS兵士が、自らの壮絶きわまる湾岸戦争時の体験を生々しく再現したものであり、発表直後がらイギリスで大ベストセラーを記録した超話題作である。鍛えぬかれたSAS兵士の驚異的な戦闘能力とサバイバル技術、そして不屈の精神力をあますところなく描き上げた、90年代最高の戦争ノンフィクション。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かも
1
★★★☆☆世界最強と言われるイギリス特殊部隊SASの戦闘員が自身の体験を書いた、湾岸戦争の最前線での戦争サバイバル。戦争についての本は数多くあるが、戦線に立つ兵士の経験をそのまま伝える本は少ない。その数少ない一冊。軍事オタクでなくても分かる明快な表現で、イギリス人らしいユーモアを挟みながら、戦争最前線の様子=工作、戦闘、逃走、捕虜、開放のリアルをありのままに伝える良質なノンフィクション。武力闘争を積極展開することを主張するなら、せめて本書を一読してからにしてほしい。それでも主張できるのか。2020/04/21